◆ 猛虎打線が復活

 阪神が中日に完勝。12安打8得点の猛攻を見せ、8-1と雨中のゲームをモノにした。

 阪神の村上頌樹と中日の梅津晃大の両先発は、6回まで無失点と一歩も譲らぬ快投を披露。しかし7回、先頭の中野拓夢の二塁打と野選も絡みチャンスが広がると、大山悠輔、前川右京、佐藤輝明の3連続タイムリーでこの回一挙4点をゲット。8回にも5安打を集中させ4得点と、久々に打線が爆発した。

 試合を決めた7回の攻撃について、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた松中信彦氏は「この3人が打つことによって勢いが出てくる」とこの日3連打したトリオの重要さを力説。中でも「前川選手は今日1打席目、2打席目も凡退はしたんですけど、内容は良かったですよね。今日ほんと全打席いい内容で打ってたので、本当に今後、期待したいなとは思いますね。こうやって若い子たちが打ち出すと勢いになるんで。これからすごい楽しみになってくるんじゃないかなと思いますね」と若きスラッガーに期待した。

 もうひとりの解説者・齊藤明雄氏は「6番の佐藤は、強引に引っ張るんじゃなくて、逆方向打ったじゃないですか。こういうヒット狙いをされてくると、繋がってくる感じはあると思いますよね。強引さをなくして素直にバッティングすることが1番いいんじゃないかなと思いますよ」とコンタクト重視の必要性を説いていた。

 岡田監督の通算700勝を猛打で飾ったゲーム。ここから猛虎打線の復活となるのかにも注目したい。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』