大山がいない間、四番打者を務めている佐藤輝。彼の打撃が間違いなく打線に活力を与えている

 ドライチ、佐藤輝明のパフォーマンスが関西スポーツ紙で連日のように1面で掲載されている。注目度の高さは藤浪晋太郎以来とも言われている。

「ずっと使ってもらっている以上、打てないときもありますが、チャンスで打ちたいし、守備や走塁、自分のやるべきことをしっかりやりたいと思っています」

 開幕から1試合を除いて「六番・右翼」でスタメン出場を続けてきた。3月の打率は.158だが、4月に突入すると2割台に上昇して飲み込みの早さをみせた。

 4月14日の広島戦(甲子園)では昨シーズンの新人王・森下暢仁から甲子園初アーチを放った。翌15日にも左の床田寛樹からバックスクリーンに5号本塁打でチームを5連勝に導いた。

 また4月25日のDeNA戦(甲子園)では先制6号2ラン。「ホームで打つと盛り上がるし一番うれしい」。その言葉通りにチームの勝利に大きく絡んできた。

 阪神ルーキーの月間5本塁打以上は、岡田彰布が80年5月に5本塁打以来、41年ぶり。27日の中日戦(バンテリン)では7号ソロを放ち新人最多タイに。

 外野守備では満塁一掃のエラーをするかと思えば、積極的なスライディングキャッチも捕球できず不慣れな打球判断で課題も残している。

 それでもすぐに気持ちを切り替えてホームランで帳消しにするあたりは大物君の証明。5月の優勝争いでもチームの活性剤になりそうだ。

写真=BBM