パ・リーグの打撃コーチ、投手コーチの現役時代の通算成績は?

パ・リーグの打撃コーチ、投手コーチの現役時代の通算成績は?

 シーズンオフの楽しみの一つが、次のシーズンに向けた新しいコーチ陣の発表だ。今オフも往年の名選手が就任したり、現役を引退したばかりの選手が大抜擢されたりしているが、ファンの中には、そのコーチが現役時代どんな選手だったのか知らないという人もいるだろう。そこで今回は、各チームの打撃、投手コーチをピックアップし、現役時代の成績を紹介する。
※2019年11月13時点でのコーチ陣

レジェンドがコーチとしてチームを支える



西武での現役時代の西口コーチ

●西武

・阿部真宏(打撃コーチ)
実働年:2001〜2012年
試合:877
打数:2,412
安打:599
本塁打:26
打点:250
盗塁:23
犠打:133
打率:.248

・赤田将吾(打撃コーチ)
実働年:1999〜2014年
試合:913
打数:2,525
安打:643
本塁打:30
打点:211
盗塁:75
犠打:87
打率:.255

・西口文也(投手コーチ)
実働年:1995〜2015年
登板:436
勝利:182
敗北:118
セーブ:6
H:3
HP:3
奪三振:2,082
防御率:3.73

・豊田清(投手コーチ)
実働年:1995〜2011年
登板:558
勝利:66
敗北:50
セーブ:157
H:81
HP:95
奪三振:859
防御率:2.99

 西武の投手コーチは2017年から西口文也が務めているが、今オフに豊田清が新加入。かつての先発と抑えのエースが並ぶ、ファン感涙の陣容になった。打撃コーチは、オリックスから加入後に持ち前の守備力で西武を支えた阿部真宏と、俊足が武器だった赤田将吾というバイプレーヤー2人が担当している。


クラウンでの現役時代のソフトバンク・立花コーチ

●ソフトバンク

・立花義家(打撃コーチ)
実働年:1978〜1992年
試合:1,149
打数:3,053
安打:801
本塁打:51
打点:318
盗塁:33
犠打:83
打率:.262

・佐久本昌広(投手コーチ)
実働年:1996〜2006年
登板:183
勝利:19
敗北:24
セーブ:4
H:0
HP:0
奪三振:222
防御率:4.67

・森山良二(投手コーチ)
実働年:1987〜1995年
登板:86
勝利:14
敗北:15
セーブ:0
H:0
HP:0
奪三振:156
防御率:4.21

・高村祐(投手コーチ)
実働年:1992〜2005年
登板:287
勝利:83
敗北:102
セーブ:9
H:0
HP:0
奪三振:1,094
防御率:4.31

 ソフトバンクは打撃コーチ1人に、投手コーチ3人という陣容だ。打撃コーチの立花義家は、クラウン・西武時代に強打を武器に活躍した選手。投手コーチは、佐久本昌広はダイエー時代に中継ぎで活躍したが、森山良二と高村祐は他球団でプレーした選手。中日と同じで生え抜きかどうかは関係ないようだ。


ヤクルトでの現役時代の楽天・伊藤コーチ

●楽天

・金森栄治(打撃コーチ)
実働年:1982〜1996年
試合:1,048
打数:2,159
安打:583
本塁打:27
打点:239
盗塁:11
犠打:82
打率:.270

・鉄平(打撃コーチ)
実働年:2004〜2015年
試合:1,002
打数:3,159
安打:878
本塁打:42
打点:340
盗塁:68
犠打:78
打率:.278

・渡辺直人(選手兼打撃コーチ)
実働年:2007年〜
試合:1,134
打数:3,297
安打:853
本塁打:7
打点:229
盗塁:115
犠打:184
打率:.259

・伊藤智仁(投手チーフコーチ)
実働年:1993〜2001年
登板:127
勝利:37
敗北:27
セーブ:25
H:0
HP:0
奪三振:548
防御率:2.31

・小山伸一郎(投手コーチ)
実働年:1999〜2015年
登板:481
勝利:28
敗北:36
セーブ:36
H:84
HP:108
奪三振:521
防御率:3.87

 楽天の打撃・投手コーチは全チーム最多タイの5人。和田一浩など名選手を育ててきた金森栄治や、石井一久GMの盟友である伊藤智仁といった指導歴の長いコーチに、楽天で日本一を経験した3人が加わる形だ。今後のコーチ育成も視野に入れた陣容といえる。


近鉄での現役時代のロッテ・吉井コーチ

●ロッテ

・河野亮(打撃コーチ)
実働年:1993〜2000年
試合:185
打数:397
安打:93
本塁打:17
打点:58
盗塁:0
犠打:4
打率:.234

・伊志嶺翔大(走塁コーチ兼打撃コーチ補佐兼外野守備コーチ補佐)
実働年:2011〜2018年
試合:448
打数:975
安打:236
本塁打:6
打点:59
盗塁:59
犠打:60
打率:.242

・川越英隆(投手コーチ)
実働年:1999〜2011年
登板:298
勝利:54
敗北:76
セーブ:0
H:16
HP:19
奪三振:767
防御率:4.10

・吉井理人(投手コーチ)
実働年:1985〜1997年、2003〜2007年
登板:385
勝利:89
敗北:82
セーブ:62
H:0
HP:0
奪三振:763
防御率:3.86

※MLBでの通算成績
実働年:1998〜2002年
登板:162
勝利:32
敗北:47
セーブ:0
H:1
HP:-
奪三振:447
防御率:4.62

 河野亮はヤクルト、ダイエーなどでプレー。現役時代目立った成績を残せなかったがコーチとしての手腕を評価され、2019年に井口資仁監督に招聘された。伊志嶺翔大も思ったような活躍ができず今シーズン限りで引退したが、コーチ補佐に抜擢された。川越英隆はオリックスのエースとして活躍した選手で、引退後は2012年からロッテのコーチを務めている。吉井理人は近鉄、ヤクルトで活躍した後にMLBに移籍。野茂に続き、日本人メジャー・リーガーのパイオニアとなった。


日本ハムでの現役時代の小笠原コーチ

●日本ハム

・小笠原道大(ヘッドコーチ兼打撃コーチ)
実働年:1997〜2015年
試合:1,992
打数:6,828
安打:2,120
本塁打:378
打点:1,169
盗塁:63
犠打:2
打率:.310

・武田勝(投手コーチ)
実働年:2006〜2016年
登板:244
勝利:82
敗北:61
セーブ:1
H:15
HP:20
奪三振:701
防御率:3.02

・厚澤和幸(ベンチコーチ兼投手コーチ)
実働年:1995〜2003年
登板:42
勝利:0
敗北:4
セーブ:0
H:0
HP:0
奪三振:59
防御率:5.37

・木田優夫(投手コーチ)
実働年:1989〜1998年、2000〜2001年、2006〜2012年
登板:516
勝利:73
敗北:82
セーブ:50
H:50
HP:60
奪三振:1,036
防御率:3.91

※MLBでの通算成績
実働年:1999〜2000年、2003〜2005年
登板:65
勝利:1
敗北:1
セーブ:1
H:4
HP:-
奪三振:68
防御率:5.83

 小笠原道大は通算打率3割超えの球史に残るレジェンドの一人。古巣復帰ということで喜んだファンも多いだろう。武田勝は先発と中継ぎの両方で活躍し、2000年代後半の日本ハムを支えた選手。厚澤和幸はプロ未勝利で引退した後にコーチ、スカウトを務め、2013年から長期にわたり栗山英樹監督を補佐している。ドラフトで清宮幸太郎を引き当てたことでも知られる木田優夫は、現役時代はMLBを含め8つの球団でプレー。速球とユーティリティー性の高さが魅力の投手だった。


オリックスでの現役時代の平井コーチ

●オリックス

・田口壮(野手総合兼打撃コーチ)
実働年:1992〜2001年、2010〜2011年
試合:1,222
打数:4,411
安打:1,219
本塁打:70
打点:429
盗塁:87
犠打:181
打率:.276

※MLBでの通算成績
実働年:2002〜2009年
試合:672
打数:1,369
安打:382
本塁打:19
打点:163
盗塁:39
犠打:31
打率:.279

・後藤光尊(打撃コーチ)
実働年:2002〜2016年
試合:1,361
打数:4,703
安打:1,265
本塁打:95
打点:476
盗塁:83
犠打:42
打率:.269

・平井正史(投手コーチ)
実働年:1994〜2014年
登板:569
勝利:63
敗北:43
セーブ:41
H:84
HP:101
奪三振:620
防御率:3.31

・小松聖(投手コーチ)
実働年:2007〜2016年
登板:159
勝利:25
敗北:26
セーブ:1
H:11
HP:14
奪三振:388
防御率:4.38

・高山郁夫(ヘッドコーチ兼投手総合コーチ)
実働年:1985〜1996年
登板:92
勝利:12
敗北:12
セーブ:0
H:0
HP:0
奪三振:120
防御率:5.16

 田口壮は1990年代のオリックス黄金期を支えたレジェンドの一人。MLB移籍後はカージナルス所属時にチャンピオンリングも獲得した。後藤光尊は強打を武器にオリックスで長くプレーした選手。内野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤーでもあった。平井正史も黄金期に活躍した選手で、速球と落差のあるフォークが武器だった。小松聖は現役時に新人王を獲得。平井以来の15勝を記録したことでも話題となった。高山郁夫は西武、広島など3チームでプレーした選手。コーチとしての手腕は高く、好調オリックス投手陣に欠かせない存在だ。

 12球団の打撃コーチ・投手コーチの現役時代の通算成績をまとめてみた。チームの生え抜きを中心とするチーム、レジェンドを抜擢するチーム、現役時代の所属チームは関係なく招聘するチームと、それぞれに特徴が異なるのが見て取れたのではないだろうか。また、現役時代の成績が目立ったものではなくても、コーチとして高い手腕を発揮しているケースも多いようだ。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM


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