ヤニス・アデトクンボは、2020−21シーズン終了後に所属球団のミルウォーキー・バックスと契約満了を迎える。2年連続のMVPは、今季のオフにバックスとスーパーMAX契約を締結する権利を所有しているが、もし同選手がこれに応じなければ、バックスはFAでの退団を避けるために他球団とのトレードを考慮しなくてはならない。

 現在、ダラス・マーベリックスやゴールデンステイト・ウォリアーズ、マイアミ・ヒートなど、多くの球団がアデトクンボ獲得の可能性を探っていると言われている。選手自身もチャンピオンリング獲得を熱望しているため、オファーには多少なりとも耳を傾けていることだろう。

 では、NBAの市場に精通する人々は、アデトクンボの未来をどのように予想しているのだろうか。『Bleacher Report』は、エージェント19名に匿名で見解を尋ねたところ、18人もの意見が一致したと報告。以下では、その18名の意見から一部を抜粋。移籍が噂されるなかでのリアクションの多くは、意外なものだった。

「彼(アデトクンボ)が公言していることは、残るということだ。私はそれを信じていますが、状況はすぐに変化するもの。彼らは人間であって、機械ではありません。残留の可能性は70パーセントで、彼は球団からのリアクションを待っている状況です」

「私は彼が残留すると思いますし、そうすると願っています。リーグにとってはそれが良いことです」

「私は、彼が現在の契約のままプレーを続けると思います。彼は、ミルウォーキーに彼をサポートする才能をそろえるための補強機会を与えるはずです。彼の自然な気持ちは、残留することでしょう。私は、プレッシャーの多くが外部からのものだと感じています。皆、彼はいい環境にいますが、もっとシュートの精度をあげないといけないと思っていますよね。ですが、球団は彼の周りにシューターを置かなければいけません、それは確かです」

「私は、彼は去るような人間ではないと思います。彼は、2度のMVPです。彼は、彼を中心とするチーム作りを望んでいて、他の誰かを助けるために別の場所に行くような人間ではありません。彼は、他の選手をチームに呼び込み、自分を助けてもらおうとしています」

 ご覧いただいたとおり、NBAのインサイダーたちの多くは、アデトクンボの残留に一票を投じている。その一方で、カギを握るのは「バックスの動向」との見解が強い。バックスが今季のオフシーズンに、MVPのセカンドオプション、サードオプションとなるスター級の選手をどれだけチームに呼び込めるかが、エースとの契約を大きく左右することになるだろう。

 バックスは現在、インディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポやトロント・ラプターズのカイル・ラウリー、オクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールの獲得に興味を示していると報じられている。果たして、アデトクンボは来季、優勝を狙うにふさわしいベストパートナーを横に置くことができるのか。バックス陣営の手腕の見せどころだ。

文=Meiji