マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)はNBA史上、ひいてはアスリート史上最も成功を収めた人物だ。14回のオールスター出場を誇るMJは、シカゴ・ブルズで2度のスリーピート達成はもちろんのこと、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)を上回るキャリア通算平均得点記録(30.12得点)は未だ塗り替えられることのない歴代1位の成績であり、その類稀なスコアリング性能と勝負強さを武器に、現役時代は10度の得点王、そして5度のリーグMVPに輝いている。

 バスケットボールの神様は、引退後も世間に多大な影響を及ぼし、オフコートでの存在感は未だ薄れることはない。ステーキハウスをはじめとするレストラン事業やeスポーツチームへの出資など、ビジネスにも積極的で、経営者としては今なお現役を貫いている。

◆『Forbes』が2021年版のビリオネアランキングを発表

 そんなジョーダンは一体、世界で何番目にお金持ちなのだろうか。

『Forbes』は、2021年版のビリオネアランキングを発表。同誌によると、ジョーダンの現在の純資産は16億ドル(約1750億円)となり、ランキングでは1931位に格付けされている。

 ジョーダンの現役時代のサラリーは、計9000万ドル(約99億円)とされているが、ナイキ、ヘインズ、ゲータレードなどとのスポンサー契約では計18億ドル(1970億円 *税引き前)もの収入を得ていたという。

 昨年のハイライトと言えば、ファンタジースポーツやオンラインスポーツ賭博事業を展開する「DraftKings」の株式取得、そして同社の特別顧問就任がトピックのひとつに挙げられる。また、同年9月には米国の人気自動車レース「NASCAR」への参戦も記憶に新しく、カップシリーズにフル参戦している唯一の黒人ドライバー、ダレル・ウォレスを起用したことは、米レース界を黒人系の人々にも開放する新たな機会の創出として広く報道された。

『Bleacher Report』は、ジョーダンの純資産の大部分がジョーダン ブランドとシャーロット・ホーネッツのオーナーシップによるものであると推測する。しかし、2020年の純資産は21億ドル(約2300億円)だったため、純資産は前年比で5億ドル(約550億円)もマイナス。この原因については不明とされているが、ジョーダンもNBAと同様、新型コロナウイルスの影響を受けたのかもしれない。

 なお、NBAに関連する人物では、“ビル・ゲイツの右腕”と名を馳せたマイクロソフトの元最高経営責任者(CEO)であり、ロサンゼルス・クリッパーズのオーナーを務めるスティーブ・バルマーが、687億ドル(約7兆5240億円)で第14位にランクイン。また、アリババ・グループの共同創業者兼元最高財務責任者(CFO)にして、ブルックリン・ネッツのオーナーを務めるジョセフ・ツァイも、116億ドル(1兆2710億円)で第189位につけている。

文=Meiji