7月21日(現地時間20日、日付は以下同)に開催されたNBAファイナル第6戦で、フェニックス・サンズはミルウォーキー・バックスの前に2勝4敗で敗れてしまい、フランチャイズ史上初のNBAチャンピオンは来季以降にお預けとなった。

 そしてファイナル敗退から2日後の23日。モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)の下でここ2シーズン、サンズのアシスタントコーチ(AC)を務めたウィリー・グリーン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)が、正式にニューオーリンズ・ペリカンズの新HCへ就任。

 グリーンはNBAで計12シーズンをプレー。通算731試合(うち先発は297試合)に出場し、キャリア平均8.3得点1.8リバウンド1.4アシストを残したシューティングガードは、2010−11シーズンにニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)でウィリアムズHCとクリス・ポール、キャリア終盤にはロサンゼルス・クリッパーズでポールと2シーズンを共闘してきた。

 18−19シーズンにゴールデンステイト・ウォリアーズで選手育成兼ACを務めたとはいえ、AC経験わずか3年ながらペリカンズの指揮官へ昇格したグリーンは、サンズで選手たちとうまく接し、戦術面の伝達という点でもすばらしい働きをしていたようだ。

「うれしいし、ものすごく寂しいね。彼は私の人生において非常に大きな存在だったからだ。彼はこのチームのプログラムにおいて、とても重要な人物なんだ」とウィリアムズHC。

 そしてエースのデビン・ブッカーはグリーンについてこう話していた。

「ニューオーリンズはあのグループのかじ取り役として、本当に有能な男を手に入れることになったね。この球団から誰かがいなくなるのはいつだって辛い。でももっと大きな青写真があるはずで、彼は家族のことを大切にしていくさ。そのために一生懸命やってきたんだし、長い間そうなることを望んできたんだから」。

 グリーンが今後指揮を執るペリカンズには、ザイオン・ウィリアムソンとブランドン・イングラムというオールスター級の若手デュオがいる。彼らをはじめとする選手たちと良好な関係を構築し、さらなる成長を手助けできれば、一躍注目チームへと変貌を遂げるかもしれないだけに、今後の動向が楽しみだ。