5月5日(現地時間4日)、「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルが開催され、ゴールデンステイト・ウォリアーズはホームでロサンゼルス・レイカーズと対戦した。

 第1戦を112−117で落としていたウォリアーズだったが、第2戦ではクレイ・トンプソンを筆頭に3ポイントシュートを確率良く沈めていき、第3クォーター終了時点で30点のリードに成功する。その後も点差をキープし、最終スコア127−100でシリーズを1勝1敗のタイに戻した。

 トンプソンは11本中8本の3ポイントシュートを沈めるなど、スイッチの入ったオフェンスでレイカーズの守備を粉砕。まさに爆発的なプレーでウォリアーズを勝利へと導いた敏腕シューターは、記者会見でレイカーズとのシリーズにかける特別な想いを語った。

「友人や家族の前でプレーできるというのは、素晴らしい経験だ。高校時代に父(マイカル・トンプソン)とステイプルズ・センターに行き、あのフロアで世界最高の選手と対戦することを夢見ていたよ」

 そして、彼をレイカーズに惹きつけたプレーヤーの1人が同球団のレジェンド、コービー・ブライアント。トンプソンは「コービーの大ファンとして、彼は私のインスピレーションにおける最大の源でもある」と語るほどで、第3戦から始まるアウェーゲームに気持ちを高ぶらせている。

 トンプソンは今年を合わせると9度のプレーオフ進出経験がある一方で、レイカーズと対戦したことがあるのはレギュラーシーズンのみ。ポストシーズンで初めて踏むことになる“パープル&ゴールド”のコートには、期待を隠し切れないのだろう。

「彼がいなければ、私は今のようなアスリートになれなかっただろう」と、コービーの影響力に触れたトンプソン。第2戦で見せたパフォーマンスを維持し、アウェーゲームではコービーを思わせる勝負強さを発揮してもらいたい。

【動画】ゲームハイ30得点を奪ったトンプソン!