6月3日(現地時間2日)、モンティ・ウィリアムズ元ヘッドコーチの後任を探していたフェニックス・サンズが、5年契約でフランク・ボーゲルを新指揮官に迎えると報道された。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏が伝えている。

 2001年にボストン・セルティックスでコーチキャリアをスタートしたボーゲルは、2011年にインディアナ・ペイサーズで自身初となるHCに就任。その後、2016−17シーズンからの2年間はオーランド・マジックで指揮官を務め、2019年からはロサンゼルス・レイカーズの新HCに。就任1年目からチームをNBAファイナルに導き、8年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 サンズはトロント・ラプターズの元HCであるニック・ナースも最終候補に残していたが、フィラデルフィア・セブンティシクサーズが一足先に彼を獲得。なお、4シーズンにわたってサンズの手綱を握ったウィリアムズは、すでにデトロイト・ピストンズの新指揮官として採用されている。

『ESPN Stats & Information』によるとペイサーズで2度、そしてレイカーズで1度、これまでコーチを務めたチームでリーグトップのディフェンシブレーティングを記録したボーゲル。キャリア通算で431勝389敗(勝率52.6パーセント)を記録しているベテランは、サンズに優勝をもたらすことができるだろうか。