川崎ブレイブサンダースは5月13日、2023−24シーズンをもって契約満了を迎えた納見悠仁を自由交渉選手リストに公示した。

 神奈川県出身で現在27歳の納見は182センチ83キロのポイントガード兼シューティングガード。高校時代には八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)とともに明成高校(現仙台大学附属明成高校)のウインターカップ3連覇に貢献した実績を持つ、その後、青山学院に進み、島根スサノオマジック(特別指定)、新潟アルビレックスBBでプレーした。

 川崎には2022年に移籍。今シーズンは46試合に出場し、1試合平均12分2秒のプレータイムで同2.7得点2.0アシストを記録した。

 今回の発表に際して、納見、北卓也ゼネラルマネジャーは、次のようにコメントした。

▼納見悠仁

 今シーズンで川崎ブレイブサンダースを離れることになりました。 2シーズンでしたが、川崎でのCS出場、中地区優勝は僕のこれからのキャリアにとって、とてもいい経験になりました。

 チームや、個人としても上手くいかないこともありましたが、皆さんのアツい声援は僕らを後押ししてくれて本当に力になり励みになりました。サンダースファミリーの一員として戦えたことは本当に光栄でした!

 これからも川崎ブレイブサンダースを応援していますし、それに負けないように僕も成長し頑張りたいと思います。2シーズンありがとうございました!

▼北卓也GM
 納見選手は地元神奈川県出身でポイントガードとシューティングガードをこなせるマルチプレーヤーとして2022−23シーズンにチームに加わってもらいました。

 確率のよいアウトサイドシュートで自ら得点を取ることを得意とし、また絶妙なパスでのアシストで観客を魅了してくれました。今シーズンはポイントガードとしての起用が多く、ローテーションの一角を担いチームに貢献してくれましたが、選手自身としては特にシーズン後半にかけて納得のいくプレーができていなくプレータイムを伸ばすことができませんでした。

 まだ年齢も若く、伸びしろも大きい選手です。今後対戦相手としてコートで会えることを楽しみにしています。ありがとうございました。