5月24日、横浜アリーナで「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24」の前日会見が開催され、琉球ゴールデンキングスからは桶谷大ヘッドコーチ、岸本隆一、今村佳太が登壇した。

 連覇を目指す桶谷HCは「この舞台に帰ってきたことをうれしく思います。3年連続のファイナル。自分たちはここで試合をやり尽くしているというか、ホームみたいな気持ちでいます」と思いを吐露。「この3年ではかなり大変なシーズンでしたけど、それでもここまで勝ち上がって、チャンピオンシップでもどんどんビルドアップして強くなって。今は一体感があるので、このファイナルをすごく楽しみにしています」と続けた。

 岸本は「チャンピオンシップに入っても成長してきました。僕たちには2連覇の権利があるので必ず達成したいと思っています。明日からの試合でも良くなっていけるように、さらにいいバスケットボールを表現できるように全力で戦いたいと思います」とコメント。方言での意気込みを問われると、「あまり方言は使わないタイプなので」と悩みながら、「“まくとぅそーけーなんくるないさ”。誠意を持ってやり続けた先に、きっと何かにつながるとか、なんとかなるという意味です。この言葉が浮かびました」と話した。

 今村は過去の経験を踏まえ、「ファイナルは何が起きてもおかしくない。それは僕たちが一番よくわかっています」と語り、「まずは初戦。レギュラーシーズンで苦しんだ分、チャンピオンシップでしっかりと成長した部分をコートで体現できるように、40分間自分たちのバスケットボールをできるように、しっかりといい準備をして臨んでいきたいと思っています」と意気込み。対戦相手の広島ドラゴンフライズを「勢いのあるチーム」と警戒した上で、メンタル面を強調した。

「受け身ではなく、自分たちがチャンピオンシップを取る気持ちでここに来ています。気持ちは上回らなければいけない部分で、譲ってはいけない部分。自分たちはプライドを持って戦っていきたいです。インサイドに分があるので、そこを強調していければと思っています」

 なお、ファイナル第1戦は25日12時から行われる。