B1リーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズは5月24日、ショーン・デニスヘッドコーチと2024−25シーズンを含む複数年契約に合意したと発表した。

 オーストラリア出身で現在58歳のデニスHCは、NBLやニュージーランドで指導者キャリアを積み、2016年に来日。栃木ブレックス(現:宇都宮ブレックス)のアシスタントコーチと滋賀レイクスターズ(現:滋賀レイクス)のHCを経て、2021年5月に名古屋DのHCに就任した。

 名古屋Dでは1年目からチャンピオンシップ進出に導くと、2年目の2022−23シーズンは激戦の西地区を43勝17敗の3位で戦い抜き2年連続CS進出。今シーズンは最終節までもつれた琉球ゴールデンキングスとの優勝争いを制し、悲願の地区優勝を果たした。

 西地区王者として臨んだ今シーズンのCSは、惜しくもセミファイナルで広島ドラゴンフライズ(ワイルドカード1位)に競り負けたが、クラブは継続的にチームを上位へ導いている手腕を高く評価し続投決定。具体的な契約年数こそ明かされていないものの、来シーズンを含む複数年契約に合意したことが明かされた。

 指揮官就任4年目を迎えることになったデニスHCは、「名古屋DのHCとして続けられることを光栄に思います。私たちは非常に競争力のあるプログラムを築いてきましたが、さらにそれを発展させることに参加できることを楽しみにしています。また、妻のラニと私は名古屋を愛するようになり、ここに住み続けることができてうれしく思います。ドルファミの皆さん、一緒にチャンピオンシップに向かって進み続けましょう」と、クラブを通じてコメントした。

■ 名古屋D・デニスHCの年度別成績
2021−22 34勝15敗 地区3位 CS準々決勝
2022−23 43勝17敗 地区3位 CS準々決勝
2023−24 41勝19敗 地区1位 CS準決勝