5月28日(現地時間27日)。バスケットボール界のレジェンド、ビル・ウォルトン(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)が他界した。長年、癌と戦っていたウォルトンは、家族に見守られながらこの世を去った。

 211センチ95キロのウォルトンはカリフォルニア州出身のビッグマンで、3シーズンをプレーしたUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で1972、1973年にNCAAトーナメント優勝を果たし、トーナメント最優秀選手賞(Most Outstanding Player)に選出。

 1974年のNBAドラフト全体1位でブレイザーズから指名され、1976−77シーズンにブレイザーズを球団史上初優勝へ導いてファイナルMVPを獲得。翌1977−78シーズンには平均18.9得点13.2リバウンド5.0アシスト1.0スティール2.5ブロックを残してシーズンMVPにも選ばれた。

 その後ウォルトンはサンディエゴ(現ロサンゼルス)・クリッパーズ、ボストン・セルティックスに所属し、計10シーズンでレギュラーシーズン通算468試合に出場して平均13.3得点10.5リバウンド3.4アシスト2.2ブロックをマーク。

 相次ぐ足のケガにより、計4シーズンを全休し、長期離脱にも見舞われたものの、1985−86シーズンにはセルティックスでラリー・バード、ケビン・マクヘイル、ロバート・パリッシュの“ビッグ3”をバックアップし、平均7.6得点6.8リバウンド2.1アシスト1.3ブロックを残して最優秀シックスマン賞に選出され、自身2度目のNBAチャンピオンに輝いた。

 1993年にバスケットボール殿堂入りを飾ったウォルトンは、リーグ創設50周年チーム、75周年記念チームにも名を連ねたほか、現役引退後は解説者としても活躍し、歯に衣着せぬ発言などで人気を博した。

 NBAコミッショナーのアダム・シルバーが、リリースのなかで「ビル・ウォルトンは、まさに唯一無二の存在でした」と評したとおり、コート内外でインパクトを残し、多大な影響を与えてきたと言えるだろう。

 ウォルトンが残してきた数々のパフォーマンスやインパクトに感謝し、バスケットボール界のレジェンドのご冥福をお祈りいたします。

【動画】ウォルトンが初優勝した1977年のNBAファイナル