B2リーグのバンビシャス奈良は6月5日、笠井康平が今シーズン限りで契約満了を迎えて退団し、福島ファイヤーボンズへ移籍することを発表した。

 香川県出身で8月に31歳の誕生日を迎える笠井は、176センチ77キロのポイントガード。尽誠学園高校から青山学院大学へと進学し、四国電力へ入社すると、2018年から名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、群馬クレインサンダーズ、宇都宮ブレックスを渡り歩いた。

 奈良の一員として開幕を迎えた2023−24シーズンは、リーグ戦60試合中53試合に出場し、1試合平均24分28秒のプレータイムで6.0得点2.2リバウンド4.1アシストをマークした。

 今回の移籍発表に際して、笠井は「奈良でたくさんのことを経験し、成長することができました。クラブの歴代最多勝利数タイ(24勝36敗)という結果を残せたこと、素晴らしいチームメートと一緒に戦えたことを誇りに思います!1シーズンではありましたが、たくさんの応援とサポートをありがとうございました。また試合でお会いすることを楽しみにしています!」と、奈良の公式サイトを通じてコメント。

 新天地となる福島のファンに向けては、「2024−25シーズン、福島ファイヤーボンズでプレーできることをとても楽しみにしています!これまでの経験を活かし、チームの勝利に貢献できるよう、日々の練習もハードに取り組みます!応炎よろしくお願いします」と呼びかけた。