4日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『旗揚げ記念日』が行われ、飯伏幸太がIWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座を統一し初代IWGP世界ヘビー級王座を戴冠した。

 今年の1・4東京ドーム大会で内藤哲也を倒しIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠王者となった飯伏幸太は、翌日にジェイ・ホワイトからニ冠初防衛に成功すると「この“最高”のベルト、インターコンチのベルトと、“最強”のベルト、IWGPヘビー級のベルト、これを一つにしたい。僕は“最高”も“最強”もほしいし、誰もインターコンチだけ挑戦したり、IWGPヘビーだけ挑戦したりしてない。じゃあ何の存在意義があるんですか、二冠に。僕は、これを一つにしたいと思います」と、IWGPベルトの二冠統一を宣言。しかしこれに内藤が異を唱え、2・28大阪城ホールでインターコンチだけに挑戦。
 この内藤の挑戦を退けた飯伏の前に、同日IWGPジュニアヘビー級&IWGPジュニアタッグのジュニア二冠王者となったエル・デスペラードが立ちはだかり、3・4旗揚げ記念日での二冠王座挑戦を表明した。

 一夜明け会見では、菅林直樹会長がIWGPヘビーとインターコンチを統一しIWGP世界ヘビー級王座を新設することを発表。飯伏vsデスペラードの勝者を初代IWGP世界ヘビー級王者に認定すると正式決定。
 アントニオ猪木が1987年に初代王者となったIWGPヘビー級王座。第73代IWGPヘビー級&第27代IWGPインターコンチネンタル王者の飯伏幸太と第89代IWGPジュニアヘビー級王者&第64代IWGPジュニアタッグ王者のエル・デスペラードが、ヘビーとジュニアの枠を越えたIWGPの新たな時代のスタートをかけて新日本プロレス旗揚げ記念日で激突した。

 試合はじっくりとしたグラウンド戦から始まり、飯伏がデスペラードへ「来いよ来いよオラ!」と好きなようにエルボーを打たせていくなどヘビー二冠王者の貫禄を見せつけていき、デスペラードのドロップキックをジャンプでかわしフットスタンプで潰すなど高い身体能力を見せる。
 デスペラードはマフラーホールドを軸にコツコツと足攻めを蓄積させていき、飯伏がバックドロップを背面着地した際にヒザへのダメージでよろけた瞬間に一気呵成に攻め立てロープの間を通り抜けるトペ・コンヒーロやフロッグスプラッシュ、ギターラ・デ・アンヘルと連撃。そしてトドメのヌメロ・ドスの体勢に入るが、飯伏は上から潰してエビ固めに入り、デスペラードがキックアウトした瞬間にカミゴェ。そしてニーパッドをおろしての正調カミゴェを叩き込んで3カウント。飯伏がデスペラードとの7年ぶりのシングルマッチを制し、初代IWGP世界ヘビー級王者に認定された。

 マイクを取った飯伏は「これは、ジュニアとヘビーの戦いではない。まだまだジュニアにも素晴らしい選手はたくさんいると思う。僕はホントにいつでも誰でもこのベルトに挑戦者を迎えたい。ホントにそう思ってます。そして僕の意見は変わらない。絶対にこのベルトは統一して、その先を見せます。本当に、僕は誰とでもやりたい。そして本当にこのベルト1つにしてもっともっとすごい世界のベルトにしたいと思っています。僕はいつでも言ってるけど、逃げない!負けない!諦めない!そして裏切らないよ。これはホントだから。絶対に裏切らない!」と叫び、大会を締めた。

 バックステージに戻った飯伏は「もっともっと、もっともっとやりたかった。ジュニアの選手とも、もっとやってみたい。そう思いましたね。まだまだすごい選手が眠ってるはずなんで。それは試合後にも言ったように、いつも言ってるように、誰でも、どこでもいいんで。ホントに今日ここでも、明日、明後日、いつでもいいですよ」と貪欲な姿勢を見せる。
 そして二冠統一について「僕の中では初代だけど、やっぱりIWGPヘビー級、これは第84代になった。インターコンチは28代になったという思いで、統一初代だと思ってます。(ベルトの歴史は)引き続いて行きたいと思います。もちろん、変わらない」とその思いを語った。

 しかし、これに対してオカダ・カズチカは「プロレスが好きな33歳のオッサンから言わせてもらうと、『神だ、神だ』と思っていた人間がとんだ“邪神”でしたね。IWGP世界ヘビー級、クソダセえよ、この野郎!」と反感を顕にしており、飯伏の信念を通すための戦いはまだまだ続いていくことになりそうだ。