20日、東京都・大田区総合体育館にてDRAGON GATE『DANGEROUS GATE 2021』が開催され、飯橋理貴&飯橋偉進がプロレスラーデビューを果たした。

 理貴(りき)&偉進(いしん)は、SWSやWARで活躍した維新力と、LLPWで“ジュリアナ詩子”として活躍した穂積詩子さんの息子。兄弟揃ってDRAGON GATEに入団し、8月11日の後楽園ホール大会で兄弟揃ってお披露目されデビュー日も発表。同日には偉進のエキシビジョンマッチも行われていた。

 兄の理貴は極限まで脂肪を削ぎ落としたキレキレボディの25歳。弟の偉進は父の遺伝子を強く感じさせる顔立ちと体格を受け継いだ23歳。2人のニーパッドには手形とジュリセンのマークが入っており、入場時には理貴が父・維新力を思わせる張り手を突き出す入場ポーズを、偉進が母・詩子さんを思わせるジュリセンを振りながらの入場ポーズを見せた。

 飯橋兄弟のデビュー戦の相手は、ドン・フジイ&神田裕之というDRAGON GATEの最古参を相手にしたタッグマッチ。
 飯橋兄弟は序盤から2人で蹲踞の姿勢を取ってから放つダブルのぶちかましやコブラツイストの競演を見せ、ベテランパワーファイターを相手に一歩も引かずエルボーやショルダータックルでぶつかっていく気迫あふれるファイトを見せる。
 中盤からは理貴が捕まって集中攻撃を受ける展開となるも、理貴は神田へ父が得意としたアルカトラズ(※チキンウイングフェイスロック+キャメルクラッチ)を繰り出して窮地を脱し、偉進へつなぐ。偉進はフジイと正面から逆水平チョップで撃ち合って対等以上に渡り合うものの、フジイのラリアットで吹き飛ばされたところへ神田のヤスシ・トルネード、下剋上エルボーを被弾して3カウントを聞いた。

 試合後、偉進は「今日、9月20日というコロナ禍で忙しい中にも関わらずたくさんのお客様に集まっていただいて本当にありがとうございました。1年半という練習生期間を経て、今日やっとDRAGON GATEのプロレスラーの一員になることが出来ましたが、フジイ選手、神田選手には全く歯が立ちませんでした。もっともっと修行・鍛錬が必要だと思います。これから長く険しいプロレス人生、今日は負けに終わりましたけど、これから勝ちを取れるレスラーになるために精進していきたいと思います!」と礼儀正しく挨拶し深々と一礼。
 理貴も「デビュー戦で負けてしまってすごく悔しいです。必ずこの借りは返します。これからもっともっと弟と一緒に強くなって高め合って、次は必ず勝利を掴めるよう頑張ります!本日は本当にありがとうございました!」と気の強さを感じさせつつも偉進とともに2人で頭を下げた。

 その後、試合中にアルカトラズを繰り出したことについて聞かれた理貴は「父親から直接教わったアルカトラズを使わせていただきました。次はあの技で勝利できるように、もっともっと日々積み上げます」と父からの贈り物について笑顔で語った。
 そして、ジュリセンを振りながらの入場について聞かれた偉進は「入場までは正直恥ずかしい思いもあったんですけど、ゲートをくぐったら気にならず、自分のキャラクターにできました」と照れくさそうに笑いつつ、「このタッグでデビュー出来たのは両親の名があってこそだと思います。他の同期より技術で劣っている部分もたくさんあるので、“維新力&穂積詩子の息子”じゃなくて、飯橋偉進という1レスラーとしてDRAGON GATEで価値を高めていきたいと思います」と語り、いずれは兄弟で対角線に立って闘うことを理貴とともに誓い合った。