イタリア南部カラブリア州の病院職員が、15年間にわたり仕事を休みながら、給与は全額受け取り続けていたとみられることが明らかになった。地元メディアが21日に報じた。

男性は2005年から、カラブリア州カタンザーロにある病院に出勤しなくなったとされる。

イタリアのANSA通信によると、この男性は現在、詐欺や恐喝、職権乱用の容疑で捜査を受けている。

男性は働いていなかったとみられる期間に、合計53万8000ユーロ(約7000万円)の給与を受け取っていたという。

同病院の管理職6人についても、常習的な欠勤の疑いで捜査が進められている。

上司を脅し欠勤隠す

イタリアでは、公的部門における常習的欠勤や不正疑惑に関して長期捜査が行われており、それが今回の逮捕につながった。

15年間欠勤していた職員は公務員で、2005年に病院勤務となった。この時点から出勤しなくなったと、警察は説明した。

また、男性は自分に対する懲戒報告書の提出を止めるため、上司を脅していたとされる。

この上司は後に退職したが、後任や人事部は男性の欠勤が続いていることに気づかなかったようだと、警察は付け加えた。