欧州医薬品庁(EMA)は17日、新型コロナウイルスの米ファイザー製ワクチンについて、これまで推奨していたよりも長い期間、冷蔵庫での保存が可能だとの見解を示した。

欧州連合(EU)の医薬品規制当局、EMAはこれまで、ファイザー製ワクチンの冷蔵庫での保存期間を5日間としていた。

しかし今回、解凍後でも未開封なら、最長1カ月は冷蔵庫で保存できるとした。

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ファイザーのワクチンは、超低温での運搬と保存が必要なことが、大きなマイナス要素とされ、国によっては使用が難しいといわれてきた。

今回のEMA判断で保存しやすくなったことで、ヨーロッパを含め世界各地のワクチン接種が大きく前進すると期待されている。

アメリカは2月、ファイザー製ワクチンの保存について、マイナス15〜マイナス25度での運搬と保存を2週間まで承認した。一般的にはマイナス60〜マイナス80度での運搬・保存が求められている。

カナダは今月、世界で初めて、ファイザー製ワクチンを12〜15歳に接種することを認めた。