ダイワボウ情報システム(DIS)は7月2日、KDDIと連携し、米国の航空宇宙メーカーであるスペースXの低軌道衛星「Starlink」を活用した高速・低遅延の衛星ブロードバンドサービス「Starlink Business」の取り扱いを開始すると発表した。

 Starlink Businessの取り扱いを開始する背景には、一般的な広いネットワークエリアを提供するだけではなく、企業・自治体のBCP対応への支援、自然災害時などの緊急時での通信環境の構築、開拓最前線を支える通信環境の改善、通常の電波が届かない僻地や海上での通信環境の整備といった課題を解決していきたいという思いがあった。こうした状況に対して、衛星通信サービスは効果的なソリューションとなる。
 具体的には、低軌道衛星のStarlinkを活用したStarlink Businessを利用することで、これまで通信ができなかった環境でもコミュニケーションが可能になる。通信環境の整っていない山間部での利用や災害時のバックアップ回線など、さまざまな分野での活用が期待されている。
 Starlink Businessは、高速・低遅延通信を実現する衛星ブロードバンドインターネットサービスで、法人向けの信頼性の高いインターネット接続を提供する。同サービスでは、ユーザーの多岐にわたる要望に応えるため、「ビジネス固定プラン」「ビジネス移設プラン」「マリタイムプラン」の三つを用意している。
 また、DIS mobile独自で年間パッケージを作成し、ユーザーの通信費用を年間一括で購入可能な提供スタイルも展開。事業スタイルに合った購入方法を選択することができる。
 DISでは、日本全国に張り巡らせた営業網による地域密着型の営業体制で、販売パートナーを通じて全国の企業、地方自治体、必要とするユーザーにサービスを提供していく。