今年10月から「au」と、子会社化した「UQ mobile」のマルチブランドで展開するKDDIが10月16日から提供している「auワイド学割」は、対象年齢を社会人を含む「29歳以下」に拡大した。

 対してソフトバンクが10月23日に開始した「SoftBank学割」は、対象年齢が5〜22歳と従来通りだが、今回は、MNP・番号移行、機種変更、契約変更ともに対象。大容量プランの「メリハリプラン」を契約すると、半年間、データ定額料(データプランメリハリ)を2580円割り引き、「おうち割 光セット」「みんな家族割+(家族4人)」「半年間おトク割」「5G 1年おトクキャンペーン」適用時、5G対応機種でも最安900円で使える。
 契約変更とは、「3G/4G/5Gの各通信サービス間の変更」を指し、iPhone 11以前のユーザーが5G対応の「iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max」を購入して、従来のSoftBank 4G LTEからSoftBank 5Gに乗り換えても割引対象となる。なお、契約形態に応じた事務手数料が必要。SoftBank学割の受付期間は来年5月31日まで。

●学割キャンペーンの長期化進む


 ここ数年、大手3キャリアと呼ばれるNTTドコモ・au・ソフトバンク、サブブランドのUQ mobile・ワイモバイル、主要MVNO各社は、新生活需要から1年の中で最も携帯電話が多く売れる3月の前後3〜4カ月にわたり、学生・子どもを対象とした学割キャンペーンを実施していた。開始時期は、当初の2月から1月、前年12月、11月と年々早まっていたが、今年はiPhoneの新モデルの発売にあわせ、ついに10月中のスタートなった。こうなると、ほぼ常設のキャンペーンだ。
 auワイド学割は、新規契約・MMP・機種変更のみだが、機種変更時に端末代を5500円割り引く「5G秋トクキャンペーン」とあわせ、従来の4G LTEから5G、特にイチオシの「データMAX 5G Netflixパック」への契約変更を促す内容だ。2年継続契約を前提に毎月170円割り引く「2年契約N」と「auスマートバリュー」「家族割プラス(4人)」「スマホ応援割III」「5Gスタート割」を全て適用すると、Netflixパックと、データ通信のみの「データMAX 5G」が同額(「家族割プラス」適用4人で2460円・3人で3480円・2人で3980円・適用なしで4480円)で使えるという説明を聞けば、多くがNetflixパックを選びたくなるだろう。しかも、月間データ容量が2GB未満に満たない場合、最安月額980円(「家族割プラス」適用4人の場合)におさまる。
 NTTドコモは、既に8月から、利用者登録した15歳以下の学生・子どもを対象とした割引「U15 はじめてスマホ割」を提供している。ただし、新規契約・MNP・キッズケータイなど指定料金プランからの変更のみ。前年度の「ドコモの学割」は19年12月1日開始だったので、今年も同時期までに2020年春商戦向け学割キャンペーンが始まると思われる。最新iPhoneを使いたい学生と学生の親は、これから約半年間、各社の学割キャンペーンは要チェックだ。(BCN・嵯峨野 芙美)