日本電機工業会(JEMA)が4月20日に発表した2020年度の白物家電の国内出荷金額は、2兆6141億円(前年度比6.5%増)で2年ぶりのプラスとなり、97年度以降で最高の出荷金額を記録した。巣ごもり需要で調理家電が大幅増となったほか、特別定額給付金の後押しもありルームエアコンなどの大型家電が好調に推移した。

●空気清浄機が台数・金額ともに過去最高


 健康清潔意識の高まりから、空気清浄機の出荷金額が年度で初めて1000億円を突破し、出荷台数でも年度で初めて300万台を突破し、いずれも過去最高を記録した。
 ルームエアコンは、1009万7000台(前年度比5.5%増)と年度ベースで初の1000万台を突破し、2年ぶりのプラス。新型コロナでテレワークや在宅時間が長くなる中、家庭での空調機器の需要が高まった。
 電気冷蔵庫は、392万台(1.3%増)と2年ぶりのプラス。食材をまとめて購入する傾向で需要が高まった。電気洗濯機は、487万7000台(5.2%増)と2年ぶりのプラス。ドラム式などの高価格帯が伸長した。
 電気掃除機は、488万4000台(11.8%増)と二桁成長し、5年ぶりのプラスとなった。在宅時間の増加による、室内の清潔意識の高まりから好調に推移した。
 電子レンジは、358万3000台(8.0%増)となり、3年ぶりのプラス。高付加価値のオーブンレンジが電子レンジ全体の約6割強を占めている。
 ジャー炊飯器は、557万5000台(0.6%減)と3年ぶりのマイナスになった。ごはんの食味や食感を追求した高機能製品のトレンドは継続している。
 IHクッキングヒーターは、76万台(3.5%減)となり6年ぶりのマイナス。住宅着工件数の減少の影響を受けたものの、調理機能の向上やリフォーム需要によって底堅く推移した。