米Ivantiは5月11日に、北米・英・ドイツ・フランス・日本・中国の消費者4000名以上を対象に実施した、QRコードに関する調査の結果を発表した。同調査は、北米・英・ドイツ・フランス・日本・中国に在住する18〜60歳の男女4157名に対して、2月に行われている。

 調査結果によれば、QRコードを使用したことがある人は、イギリス(90.51%)がもっとも多く、中国(88.18%)がそれに続いた。なお、フランスやドイツでは使用経験が7割を超える一方で、日本は調査対象国の中で最低の61.61%に留まっている。
 過去12か月で、QRコード決済が使用できる場所が増えたと感じるかを尋ねた質問では、中国における「とても増えた」「増えた」「やや増えた」という回答が約95%に達した。
 QRコードを使用する場面としては、中国では86.43%が支払いや金融取引で使用したことがあると答えているほか、仕事でQRコードを使用すると回答した人(82.81%)も、突出して高い。一方、北米は使用している人こそ多いものの、クレジットカードの普及もあってか、金融取引での利用は21.68%に留まっている。
 新型コロナ禍での、非接触が主流となった生活において、QRコードが快適な生活に役立っていると感じるかを尋ねたところ、「感じている」という回答がイギリスでは80.83%だったのに対して、日本は調査対象国の中でもっとも低い41.83%だった。また、QRコードの使用率が高い中国でも、「感じている」という回答は70.74%に留まっている。なお、中国ではQRコードの使用に抵抗を感じている人も多く、調査対象国の中でもっとも多い36.36%に達した。なお、日本は31.34%でそれに続いている。
 今後の、QRコードの利用意向を尋ねた質問では、中国での利用意向が89.72%に達した。将来、QRコードの使用が拡大してほしいと思うかを尋ねたところ、「とてもそう思う」「そう思う」という回答が中国と北米では7割超だったが、日本は調査対象国中でもっとも低い38.91%となっている。
 QRコードの使用にあたって、怪しいサイトへの誘導などを経験したことがある人は、中国で74.81%と突出して多かった一方で、日本では34.24%、北米では11.10%に留まった。
 悪質なQRコードを判別できるかを尋ねた質問では、中国では79.65%が「できる」と答えている。なお、「できる」という回答は日本では48.83%、北米では14.41%だった。
 モバイル機器にセキュリティソフトをインストールしている割合は、中国(82.41%)がもっとも高く、日本は42.71%と、セキュリティ意識の低さが明らかになっている。