パナソニックは、サポートページの「よくある質問」コーナーで、ドラム式乾燥機1回の運転にかかる電気代の計算方法として「カタログ記載の消費電力(kWh)×電気代単価」を紹介している。
 計算例によると、洗濯〜乾燥を標準コースで運転したときの電気代は0.89kWh(890Wh)×27円で24.03円。パナソニック製HEMS「AiSEG2」と連携したスマートHEMSアプリの電気代レポートによると、ドラム式乾燥機の1日当たり(1日1回運転時)の電気代は21〜29円なので、高く見積もっても1回30円だろう。
 梅雨シーズンなど、雨の多い時期は、洗濯物の天日干しができない。解決方法は、浴室や寝室・洗面脱衣所などに干す室内干しか、乾燥機付き洗濯機や専用乾燥機の乾燥機能利用のどちらかだ。おすすめは、洗濯から乾燥まで任せっぱなしにできる「ドラム式乾燥洗濯機」だが、イニシャルコスト(初期費用)は圧倒的に室内干しの方が安い。ランニングコストも、浴室乾燥機や衣類乾燥除湿機を使わない場合は確実に室内干しの方が安い。
 室内物干し向け多機能物干し(5000円〜)、室内用ホスクリーン(7000円〜)、室内干し用ロープ・ワイヤー(6500円〜)からいずれか+浴室乾燥機(浴室に未設置の場合、工事費込み5万円〜)または衣類乾燥除湿機(1万〜4万円)など。
 ドラム式洗濯乾燥機本体(16万円〜)、電気代(洗濯込み)1回30円〜。
 浴室の天井に後付けする浴室乾燥機と、据え置き型の衣類乾燥除湿機はどちらか一方があればいいので、専用物干しなどを新調しても、総額5万円程度で室内干し環境が整う。マンション・アパートなどの浴室乾燥機付き物件なら、追加購入する必要はなく、もともとある浴室乾燥機の説明書を読んで浴室乾燥機能を使い始めるだけで済む。
 対して、ドラム式洗濯乾燥機は最安価格帯でも16万円前後、液体洗剤や柔軟剤の自動投入機能を備えたハイエンドモデルは20万円台前半からと高く、差額は10万円以上になる。ただ、ドラム式洗濯乾燥機の洗濯〜乾燥コースを利用すると、洗濯・洗濯干しに要する時間は大幅に減るので、費用に見合っただけの家事負担軽減効果は得られるだろう。
 コストのかからない室内干しを選ぶとしても、室内干しに特化した最新型物干しへの買い替え、部屋干し臭を軽減した室内干し用洗濯洗剤の利用などをぜひ検討しよう。(BCN・嵯峨野 芙美)