ビックカメラは1月14日、ライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」などエンタテインメント事業を展開するSHOWROOMから第三者割当増資を引受け、資本・業務提携したと発表した。ビックカメラが2021年7月に総額100億円規模で立ち上げたCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「ビックイノベーションキャピタル」の第2号出資案件となった。

 ビックカメラではマテリアリティ(重要経営課題)のひとつとして、購買代理人としての販売力強化に取り組んでいる。今回の資本・業務提携により、SHOWROOMのライブ配信ノウハウとビックカメラが持つ販売員の提案力、バイヤーの目利き力をかけ合わせライブコマース領域での新たな価値創出を目指す。
 具体的な協業領域は、(1)ライブ配信を介した新たな買い物体験の創出(2)豊富な専門知識をもつ信頼度の高いライブコマース専門ライバー「コマースライバー」の育成(3)顧客満足に繋がる良品の発掘(4)「ビックカメラ・ドットコム」の顧客と「SHOWROOM」ユーザーの相互送客――。ネット上で楽しみながら、また、体験しながら商品を購入できる新たなチャネルの創造に取り組む。
 SHOWROOMの前田裕二社長は、今回の資本・業務提携についてコメントを発表しており、「インターネット上で発信者と顧客が心を通わす新しい売り場こそ、豊富な知識とサービスマインドを持つ販売員の方が本来持つポテンシャルを最大限、むしろ今まで以上に発揮できるステージなのだろうと確信した」と述べている。また、販売員やバイヤーなどの専門家と視聴者のリアルタイムでの交流が実現することで「まるで店舗に足を運んだような、あるいはそれ以上の購買体験を実現できる」としている。