京阪ホールディングスは5月16日に、同社が京阪電気鉄道、京阪電鉄不動産とともに参画している枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業のうち、京阪グループが区分所有する第3工区の完成イメージが、同事業の主体である枚方市駅周辺地区市街地再開活組合から公表されたことを発表した。

 同開発事業では、枚方市駅周辺全体において調和のとれた魅力的なまちづくりを実現すべく、産官学が連携して、境界や時間を超えて成長・発展するまちづくりに取り組んでいる。
 第3工区のデザインは、「枚方市駅周辺まちづくりデザインガイドライン(仮称)」で定められた方針を基本にしつつ、枚方の歴史や自然をモチーフにした枚方らしさに基づくデザインコードを作成し、地域の人々から親しまれる統一感のある意匠を採用した。
 駅と一体となる商業、オフィス、ホテル、住宅といった機能を備え、枚方のランドマークとなる複合施設は2024年度の竣工を目指している。
 同施設の建物高層部は、地域資源である「七夕伝説ゆかりのまち」に基づいて、星のきらめきをイメージした「Star Dust Pattern」によって天野川の流れを表現する。
 建物頂部は、東海道56番目の宿場町として栄えた枚方の京街道と奈良・大和への磐船街道の分岐点「宗左の辻」の道標をデザインモチーフに、上空へ向かうベクトルを印象付けるスカイライン「Vector Arrow」とすることで、枚方のまちの道標としてのシンボル性を表現している。また、頂部ツインタワーのカットデザインは、見る方角の違いによって表情が変わり、アフターコロナも見据えた多様性を享受できる、駅前再開発の象徴とする。
 建物中低層部は、枚方市駅の都市空間から施設の賑わいへ、さらに天野川の親水空間へと繋げていくループを表現するため、水平線や曲線によってリズムを生み出し、一体感や流れをもたらすファサードデザインの表情を持たせている。