宅配便や郵便を頻繁に利用する人が覚えておくと便利なのが、LINEでの再配達の依頼方法だ。LINEの公式アカウントでは、荷物の配達状況の確認や再配達の依頼が行える。これらの機能を使うには、各サービスのID登録が必要。各サービスのIDを作成したら、LINEとの連携を進めよう。今回はヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の順に使い方を紹介する。

●ヤマト運輸は「クロネコメンバーズ」と連携


 ヤマト運輸の場合、「ヤマト運輸」のLINE公式アカウントを友だち登録して、「クロネコメンバーズ」のIDをLINEと連携する。事前にウェブサイトでクロネコメンバーズのIDを作成していない場合は、LINEから作成することもできる。
 ヤマト運輸のLINEでは、発送した荷物の確認、再配達依頼、荷物の発送が行えるほか、荷物が届いた際に不在だった場合は、LINEのトークで不在通知を受け取ることができる。ただし、不在通知が届く荷物は、デジタル送り状で発送されており、クロネコメンバーズの登録情報と送り状の情報が一致していることが条件となる。
 「日時変更」をする場合は、受け取り方法や受け取り希望日、希望時間を選択し、「次へ」をタップ。再配達の依頼内容を確認したら、「確定」をタップする。
 また、荷物の到着前にも通知が届くので、事前に到着日時を指定すれば、再配達になるのを防ぐこともできる。荷物の到着前に通知が来ない場合は、ポストに投函された不在票の伝票番号を元に、LINEを使って問い合わせることになる。その際は、LINEのトークを使って依頼しよう。

●佐川急便は「スマートクラブ」と連携


 佐川急便の場合、「スマートクラブ」のIDとの連携が必要になる。まずは「佐川急便」のLINE公式アカウントを友だち登録して、スマートクラブのIDをLINEと連携する。事前にIDを作成していない場合は、LINEからも作成できる。
 佐川急便のLINEでは、配送状況の確認、再配達依頼が行える。荷物が届くお知らせや不在通知は、LINEのトークで受け取れる。ただし、佐川急便の場合も、LINEで通知が届くのは、デジタル送り状で発送された荷物であり、スマートクラブの登録情報と送り状の情報が一致していることが条件となる。
 氏名と郵便番号の入力による本人確認を済ませたら、あとは受け取る日時を指定し、「登録」をタップしよう。不在で受け取れなかった荷物の場合も同じ手順で行う。

●日本郵便は「ゆうびんID」と連携


 日本郵便の場合、「郵便局[ぽすくま]」のLINE公式アカウントを友だち登録して、「ゆうびんID」をLINEと連携する。事前にウェブサイトでIDを作成していない場合は、LINEから作成することもできる。
 日本郵便のLINEでは、荷物の追跡・集荷、再配達依頼だけでなく、転居届やオンラインでの切手購入にも対応している。各種操作はLINEのトーク画面に表示されたメニューから行う。
 再配達依頼はトーク画面上で日時を選択していくだけでOK。ただし、ほかのサービスのように不在通知は届かず、伝票番号がないとLINEで手配できないので注意しよう。
 LINEでの再配達の依頼方法を覚えておけば、いちいち電話する手間が省けるので便利。公式アカウントを活用して荷物の受け取りをスムーズに行おう。(フリーライター・今西絢美)