吉野家の牛丼は介護食にもなるようだ。吉野家と日本調剤の2社は、咀嚼・嚥下機能の低下や介護が必要な人に向けて、介護食に適した「吉野家のやさしいごはん」の内、レトルト2種「きざみ牛丼の具」「やわらか牛丼の具」を6月1日から発売している。日本調剤の11店舗と日本調剤オンラインストアで販売中だ。

 きざみ牛丼の具とやわらか牛丼の具は、食べやすく塩分を抑えながらも吉野家の牛丼のおいしさを追求。常温レトルトで取り扱いやすく、保管場所を選ばず、持ち運びにも便利だ。電子レンジ(500W)で、きざみ牛丼の具が50秒、やわらか牛丼の具が1分と簡単に調理できる。
 きざみ牛丼の具は1袋当たり、内容量が80gで、食塩相当量が0.9g、価格が408円。舌でつぶして食べることができる。
 やわらか牛丼の具は1袋当たり、内容量が100gで、食塩相当量が1.2g、価格が429円。歯茎でつぶして食べることができる。
 なお、6月1日から6月30日の期間、日本調剤700店舗以上の店舗内モニターで、きざみ牛丼の具とやわらか牛丼の具に関する動画を配信。認知向上と利用増を図ることで、食べる喜びや食欲の維持・増進に取り組んでいく。