【受験親のための大学入試最前線・3】大学受験界で注目を集めている「総合型選抜」ですが、日本で初めて実施されたのは1990年ごろのこと。旧名称のAO入試として慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の総合政策学部と環境情報学部が先駆的に取り組んできました。KOSSUN教育ラボは2011年に総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜の専門塾として開塾以来、延べ5800人以上の受験生をサポートしてきましたが、その中でも最も指導実績が多かったのが慶應義塾大学SFC(慶応SFC)です。そこで、これまでの指導経験をもとに、慶応SFC総合型選抜(AO入試)の合格鉄則を三つ紹介します。この鉄則を守ることができるかどうかで合否が分かれるといっても過言ではありません。

●合格鉄則(1)「細く長く」準備する


 一つめの合格鉄則は、「『細く長く』準備する」です。1日に費やす対策の時間は長くなくて構わないので、早い段階からコツコツ取り組みましょう。慶応SFC総合型選抜(AO入試)では、一次選考として書類審査が行われます。その際に提出を求められる書類は多岐に渡ります。志望理由書、自由記述書、志願者評価書など、これら一つ一つの分量は他大学と比較しても極めてヘビーです。そのため、出願直前に付け焼き刃で作成したのでは到底太刀打ちできません。
 受験を決めたその日からコツコツ準備を進めることです。早期に準備を始めることで、対策の選択肢が増えます。例えば、慶応SFCが主催する未来構想キャンプに参加することもできますし、一般選抜との併願受験も検討できるでしょう。できる限りの手を尽くしたいと考えるなら早めのアクションが鉄則です。

●合格鉄則(2)将来性をアピールする


 二つめの合格鉄則は、「将来性をアピールする」です。慶応SFCでは、過去の活動実績よりも未来のビジョンの明確性が重要視されます。受験生の将来性、伸び代を大事にしているのです。このことは、筆者がアドミッション・オフィス(入学関連業務を行う事務局)の担当者から直接聞いたので間違いありません。最難関と評される慶応SFCの総合型選抜(AO入試)になると、全国から活動実績に自信のある受験生が大勢集まります。
 中には「インターハイ優勝」「簿記1級合格」といった華々しい経歴の持ち主もいます。しかし、その結果を自慢しても合格には至りません。アピールすべきは、大学卒業後にどうなりたいか、社会でどう活躍したいかです。そのために慶応SFCでの学びが不可欠であることを伝えられれば、入試担当者はきっと好印象を抱くはずです。

●合格鉄則(3)英語の勉強を怠らない


 三つめの合格鉄則は、「英語の勉強を怠らない」です。慶応SFCでは、大学入学後の英語教育に力を入れています。入試においても当然、英語力は重要な評価対象となります。今後、研究に取り組む過程で英語論文を読む機会がしばしばあるでしょう。口頭発表をはじめとしたオーラル・コミュニケーションを求められるシーンもあるかもしれません。そうした際にも、これまで培った英語力が大いに役立ちます。
 具体的には、受験本番までに英検なら最低でも2級、自身の強みとして示したいのであれば、準1級以上の合格を目指してください。英語学習は「継続」がものをいいます。一朝一夕に身に付くものではありません。高校3年間かけて英語の基礎力を地道に養っておくことで、一般選抜との併願対策もしやすくなります。英語力を鍛えることで、さまざまな可能性が広がるのです。
 慶応SFC総合型選抜(AO入試)の合格鉄則について紹介してきました。いかがだったでしょうか。KOSSUN教育ラボでは、定員制の慶応SFC専用合格プランを設けています。また、保護者も参加できる無料個別相談会(オンラインにも対応)を毎月実施しています。慶応SFCの総合型選抜(AO入試)対策でお困りであれば、ぜひ、お気軽にお申し込みください。(KOSSUN教育ラボ・小杉樹彦)