レバ刺しやユッケを提供している人気スポットを紹介します。2012年7月以来、日本では加熱調理した牛生肉しか提供できませんが、お隣の韓国では24年段階でも、生のレバ刺しやユッケを提供しています。おすすめエリアを紹介します。

●レバ刺し・ユッケの人気スポット〜ソウル編〜


1)広蔵市場のユッケ通り 
2)馬場畜産物市場(旧焼き肉横町)
3)教大コプチャン横町
1)生肉メインなら「広蔵市場のユッケ通り」
ボリューム抑えめのハーフサイズも
 チャメチッではハーフサイズで9000ウォンのレバ刺しも用意されています。昔日本で提供されていたレバ刺しと、およそ同じくらいのボリュームです。
 ユッケ通りのようにレバ刺しを単品で提供するエリアは珍しく、焼き肉の前菜として提供されることが一般的です。
 この通りには何件ものユッケ・レバ刺し専門的があるので、一度最後まで通りを見てからお店を決めてみる方も多いようです。
2)肉卸市場の「焼き肉ビル」は市場直送!
 肉卸市場の「馬場畜産物市場」の横にあった焼き肉横町が、今は焼き肉ビルとしてリニューアルしています。このビルには2〜5階まで食堂が入っています。
 焼肉ビルでは焼肉の前菜としてレバ刺しが提供されます。レバ刺しは料金に含まれるので、別途料金は不要です。
 ただし、金曜日にたくさん出てしまうと週末にはなくなることもあるそう。それでも気の利く店長に話をすると、隣の店から分けてもらうこともあるとのこと。
 通常は生レバ&センマイ刺しは何も言わずともサーブされますが、めったにありませんが出てこなかったときは品薄のとき。そのときは「日本から来たのですが生レバ&センマイ刺しはないですか?」とわざわざ日本から来たことをアピールすれば、どうにかやりくりしてくれる可能性は大です。
3)教大コプチャン横町
 コプチャンとは、ホルモン焼きのこと。教育大学の近くで学生街向けに栄えているエリアです。
 教大コプチャンも焼肉ビルのお店と同じく、おかわり自由で楽しめる生レバ&センマイが大量に出てしまった際はソールドアウトになり、提供されなくなるのでご注意を。生レバが必須なら、広蔵市場のユッケ通りが確実です。
 日本では提供されなくなったレバ刺しやユッケですが、このようにお隣韓国では今でも人気です。
 ただし、日本の厚生労働省は牛生レバを食べないようにと警鐘しています。レバ刺しのリスクとされる菌は75℃で1分間以上の加熱で死滅すると厚労省は解説しているので、2)、3)で紹介した焼き肉店で生レバを焼いて食べるのが良いかもしれません。(ITジャーナリスト・レイ坂本)
レイ坂本
ITジャーナリスト。晋遊舎MONOQLO『クチコミ信者の銭失い』、週刊アスキー『ウイルスなんて死んじゃえばいいのに』、ラジオライフ『技適トラベラー』などのコラムを連載。