働く保護者にとって気になるのが、子ども関連で仕事を休まなければならないとき。保育園のころはもちろん、小学校に入ってからも何やかやと仕事を休まなければならないタイミングが多いため注意が必要です。いざというときに慌てないためにも、どんなときに休みをとる必要があるのか、予め頭に入れておきましょう。

この記事のポイント

  • 盲点!小学生になってからのほうが仕事を休まなければならないタイミングが多い可能性も
  • 学校関連以外もたくさん!子ども関係で仕事を休む必要のあるときリスト
  • スムーズに休みの対応をするために必要なこと

盲点!小学生になってからのほうが仕事を休まなければならないタイミングが多い可能性も

共働きが前提の保育園では、保護者の参加が必要な行事等も土日などに予定されていることが多いもの。しかし、小学校では平日の予定が多く、仕事を休んで都合をつけなければならないことも意外と多いものです。そのため、「小学生になってからのほうが仕事を休む調整が大変……」と感じる保護者も少なくありません。

その一方で、職場では「お子さん、小学生になったから手が離れるね」「少し楽になるね」と言われ、戸惑ってしまうこともあるのではないでしょうか。悪気があるわけではないことはわかっていても、少しモヤモヤしてしまいますよね。

働く保護者にとっては、子どもが小学生になっても、仕事と子ども関連の予定との調整をつけるのは大変なもの。有給の残日数を眺めながら、予定をやりくりする苦労は保育園のころから変わりません。

うまく対処していくには、まずどんなときに仕事を休まなければいけないかもしれないかを知っておくことが大原則。夫婦や一緒に子育てをサポートしてもらっている家族などと一緒に確認して、どう備えるか、どう対応するかを話し合っておけるとよいでしょう。

学校関連以外もたくさん!子ども関係で仕事を休む必要のあるときリスト

小学生になった子ども関連で、保護者が仕事を休んで対応しなければならないときを6つの観点から整理してご紹介します。

一般的な例として挙げていますが、学校によって事情が異なる場合も往々にしてあるものです。下記で示す項目が、お子さまの学校ではどのような対応になっているかの確認も併せて行っておきましょう。

1 子どもの学校関連

・保護者会
・学校公開・授業参観
・個別面談
・引き取り訓練
・行事の写真の申し込みなど
・学級閉鎖

保護者会や個別面談は、学期に一度程度開かれることが一般的。予め、年間予定表などで確認しておきましょう。災害時などを想定した引き取り訓練は、学校によって保護者の参加有無は異なるため、実施方法の確認を忘れずに。写真の申し込みに関しては、インターネットの販売システムを利用する学校も増えていますが、廊下などに張り出したものを見て注文という学校もまだまだ多いようです。

予め想定することが難しいのが、インフルエンザなどの感染症が増えた際の学級閉鎖。学級閉鎖時に学童で預かってもらえるかは、事前に確認しておくとよいでしょう。

2 PTA関連

・PTA総会や会合
・委員活動、係活動
・通学の見守りや交通安全当番
・通学班のこども会

PTA総会などは、コロナ禍でオンライン開催の学校も増えているようです。ただ、委員会や係活動はオフラインで平日に行われることも少なくありません。通学路の見守りや交通安全当番などは、基本的には朝の子どもの通学時刻に行われるため、場合によっては有給や時間給を取らずに対応できることもあるでしょう。

3 習い事・スポーツチーム関連

・面談
・係(サッカーや野球などのスポーツチームの場合)
・見学
・大会や練習試合などのイベント送迎

最近では、習い事やスポーツチームでも個別面談や見学会が設定されていることも多いものです。また、特にサッカーや野球などのスポーツチームに所属している場合は、練習のお手伝いの係や、試合などの送迎・引率が発生することもあります。

4 子どもの体調関連

・体調不良やケガ
・学校の健康診断の結果による再検査
・予防接種

保育園のころよりは、体調不良は少なくなることが多いものの、行動範囲が広がったり、遊びがダイナミックになる分、ケガが多くなる傾向も。また、学校の健康診断の結果により、歯医者や眼科での再検査を受け、結果を提出するといったことも発生します。

5 祝日以外の休み

・都民の日など各自治体の休み
・入試日(私立)
・創立記念日(私立)
・長期休みでのフォロー

東京都であれば10月1日の都民の日など、各自治体ごとに定められたお休みも発生します(※ 2020年は新型コロナによる休校が長かったため、「都民の日」は登校日となりました)。私立校であれば、入試や創立記念日でのお休みもあります。入試は、当日だけでなく前日から準備のため全休や半休となることも多いようです。

また、夏休みや冬休みといった長期休みでは、自由研究などの宿題のフォローや、学童ばかりで飽きてしまった子どものフォローのため休みを取る必要が出てくることも。

6 天候関連

・台風などでの休校

暴風警報が発令された際など、学校がお休みになることも発生します。特に気をつけたいのが、登校後に暴風警報が出て帰宅となるケース。学童も開かないこともあるため、注意が必要です。

スムーズに休みの対応をするために必要なこと

小学校に入学しても、思った以上に休みを取って対応しなければならないケースが多いことに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

有給の残日数を思い浮かべながら、顔が青くなった方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもは夫婦や家族みんなで育てるもの。仕事の調整や有給の取得など、誰か1人に負担が集中しないようにすることに気をつけたいですね。

スムーズな対応ができるようにするために、事前準備として次のことを行っていきましょう。

・学校の年間スケジュールを確認。有給対応が必要そうな時期を把握

・両親やママ友・パパ友との協力体制構築
 授業参観に代わりに行ってもらう、写真申し込みはどこか一家族がまとめて行うなど、シフトを組めるとよいでしょう。

・夫婦の予定の共有
 カレンダー共有アプリやgoogleカレンダーを利用して、お互いの仕事の予定を確認できるようにしておけるとよいでしょう。

・職場での情報共有
 小学生になった子どものケアについて、詳しく知らない方も大勢いるでしょう。気持ちよく送り出してもらったり、サポートしてもらうためには情報共有や相談は欠かせません。また、感謝の気持ちを示すことも忘れずに。

・諦める行事も決める
 全ての対応しようと完璧主義になりすぎては破綻することもあります。PTA総会は委任する、授業参観は年に1回だけ参加するなど家庭の事情に合わせて線引きをすることも大切な両立のコツです。

まとめ & 実践 TIPS

就学してからも、子ども関連で仕事を休まなければならないことは多いもの。直前に慌てて、誰が対応するかで大揉めする……といったことのないように、予め年間予定や想定される事態を踏まえて、大まかな担当やルールを決めておくようにしましょう。

監修プロフィール

門川良平

元小学校教員・学習ボードゲームデザイナー。民間企業での教材開発、公立小学校での教員、学習事業のプロデューサーを経て、すなばコーポレーション株式会社を設立。オリジナル開発した小学生からのSDGsゲームや様々な教育コンテンツを通じて、各地の企業・自治体との連携を進める。代表作「子どもと大人のSDGs学習ゲーム Get The Point」「数を楽しむカードゲーム ミーデン 」