安倍晋三元首相の国葬に反対する市民団体などが8月19日、衆議院第二議員会館前で国葬に反対する集会を開いた。立憲民主党の阿部知子衆院議員、共産党の山添拓参院議員、社民党党首の福島瑞穂参院議員の順に登壇し、スピーチした。主催者発表で1200人が集まったという。

●山添氏「臨時国会を開いて審議をすべきだ」

集会が行われた現場には午後6時半の開始前から、のぼりやプラカードを持った市民が続々と集まっていた。

野党議員が壇上に立ち、聴衆に向かってスピーチすると、集まった市民は時折「そうだー!」と声を上げた。

山添氏は「戦争する国づくりをしてきた政治を美化し礼賛するような国葬はやっぱり許しちゃいけない」と訴え、臨時国会を招集するよう求めたことを紹介した。「(岸田首相の)聞く力はどこにいったのでしょうか。みんなで声を上げて国会を開かせましょう」と強調した。

また、阿部氏は「死者にむちを打つなという日本特有の理念があるが、国葬反対論すら押し込めてしまうのか。主権者として声を上げる」などと話した。

●福島氏「統一教会の広告塔になっていた自民党を許してはならない」

最後にかりゆし姿の福島氏が登壇すると、拍手が起きる。吉田茂元首相の国葬を先例としないとする申し入れがあることや、佐藤栄作元首相の国葬は野党の反発などで根拠法がないとして政府が断念したことを説明。「なんでも閣議決定でやれると思ったら大間違い。なんの根拠も道理もない」などと語気を強めた。

旧統一教会と自民党議員の関係が明らかになっていることにも言及し「自民党は汚染されている。霊感商法による多くの被害者がいる団体の広告塔としてやってきたことを許してはならない」などと訴えた。

主催者によると、8月31日には国会正門前で大規模な国葬反対行動をするほか、9月27日の国葬の日にも抗議行動を予定しているという。