昨今、昭和を連想させるものがブームであり、バイク業界でもクラシックな雰囲気を醸し出す「ネオレトロバイク」がひとつのトレンドとなっています。2021年11月現在、どんなモデルが販売されているのでしょうか。

ネオレトロバイクを5つピックアップ!

 昨今、昭和を連想させるものがブームであり、バイク業界でもクラシックな雰囲気を醸し出す「ネオレトロバイク」がひとつのトレンドとなっています。2021年11月現在、どんなモデルが販売されているのでしょうか。

 ネオレトロバイクのネーミングは、ネオ=新しいとレトロ=古さという言葉の組み合わせで、レトロバイクの面影を残しながらも、最新の開発技術が組み合わさっているという特徴があります。最近では各バイクメーカーの選択肢も増えており、バイク界のトレンド入りを果たしているネオレトロバイクですが、今回はその中から5車種をピックアップし、それぞれの特徴や車両価格を紹介します。

ホンダのレトロバイク「GB350」

 ひとつ目の車種は、ホンダのレトロバイクを代表するモデルである、「GB350」です。スタイリングはライダーの存在感を引き立て、タンクからシートにかけて流れるようなラインや温かみのあるタンク形状などが、抑揚と調和を高い次元で両立させています。

 また、運転のしやすさやリラックス感を意識した作り込みがされており、ゆったりとしたライディングポジションが取れることで、混雑した街なかでも周囲の状況に目を配りやすい一台です。

カラーラインナップは、マットジーンズブルーメタリック・キャンディークロモスフィアレッド・マットパールモリオンブラックの3色で、価格は55万円(税込)に設定されています。

「GB350」の兄弟車、ホンダ「GB350S」

 ふたつめの車種は、ホンダ「GB350S」です。「もうひとつのGB」いうキャッチコピーのもと、「GB350」をベースに軽快なテイストが追加されたモデルです。17インチに小径化されたリヤホイールや、グリップ特性や高い安定性をもたらすワイドなラジアルタイヤの採用など、スポーティさの追求にも強いこだわりが感じられる一台です。

 また、メインステップ位置をより後方上部に配置したり、低くて遠いハンドル位置より絞り角を浅くしたりすることで、積極的なライディングを可能にしています。さらに、前後フェンダーの軽量化やリア灯火器のコンパクト化、タックロール風ワディングシートの採用により、タフなスタイルが実現しました。

 「GB350S」のカラーは「GB350」と方向性が異なり、パールディープマッドグレーとガンメタルブラックメタリックの2色が用意されています。価格は59万4000円(税込)に設定されています。

カワサキWシリーズのネオレトロモデル「W800」

 3つ目の車種は、カワサキを代表するブランドであるWシリーズの1モデル、「W800」です。クラシックなスタイリングの「W800」ですが、ゆったりとしたハンドリングや快適なライディングポジションを実現させながらも、空冷エンジンならではのエンジンサウンドも魅力の一台です。

 また、伝説的存在である「W1」がもっていた「操る・所有する・愛でる悦び」にこだわり、心を豊かにする“らしさ”を追求しています。絶対的な速度やエンジンパワーに関係なく、往年のビッグバイクに乗っているような気持ちよさを感じることができます。加えて、「W800」には、ベースモデルとはひと味違うテイストの「W800 STREET」や、レーシーな方向性の味付けがされた「W800 CAF?」などの派生モデルがラインナップされています。 

 ボディカラーがキャンディファイアレッド×メタリックディアブロブラックの「W800」は、2021年12月17日に117万7000円(税込)で発売予定です。

クラシカルなイメージだけでなく、高い走行性能を実現させたカワサキ「メグロK3」

 4つ目の車種は、2021年2月に発売されたばかりのモデル、カワサキ「メグロK3」です。かつて高性能かつ高品質モデルを代表していた「メグロ」ブランドの名にふさわしく、美しいエンジンや、流れるような燃料タンクの形状をはじめとしたスタイリングから、カワサキならではの伝統を感じさせる一台です。

 また、「メグロK3」は美しくクラシカルなイメージだけでなく、高い走行性能を実現させるため、カワサキの長い伝統の中で育まれた、さまざまな開発技術が投入されています。

 さらに、高剛性のダブルクレードルフレームや、高い路面追従性を誇るサスペンションなどが、快適なライディングをサポートしています。ボディカラーにはミラーコートブラック×エボニーの一色をラインナップしており、132万円(税込)に設定されています。

ホンダのレジャーモデル「クロスカブ110」

 最後の車種は、ホンダ「クロスカブ110」です。クロスカブ110は、カブシリーズの1モデルとして発売されているモデルです。

 カブならではの愛着を感じるスタイルに遊び心を加え、レッグシールドをなくすことで軽快かつアクティブな一台に仕上がっています。また、ヘッドライトガードやスチール製フロントフェンダー、カモフラージュ柄のメーターパネルなどにより、アウトドアユースにふさわしいタフなデザインも特徴のひとつです。

 「クロスカブ110」のカラーには、クラシカルホワイト・パールシャイニングイエロー・カムフラージュグレーンなどがあり、価格は34万1000円(税込)に設定されています。

 「クロスカブ110」には、限定色であるプコブルーや、くまモンバージョンなどのカラーバリエーションもあるのも嬉しいポイントです。

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 一躍トレンドと化したネオレトロバイクですが、新+旧という特徴は共通するものの、走行性能を追求したものやレトロな雰囲気で、ゆったりとした走行を楽しむためのモデルなど、それぞれの個性が際立っています。