現在はコンビニや大型スーパー、ファーストフード店でいつでも食べものが買える時代ですが、かつてはコインを投入して温かいそば、うどん、ハンバーガーなどが出てくる昭和レトロな調理自動販売機が存在していました。そんなレトロ自販機店舗へ、久しぶりに訪れてみました。

レトロ自販機が並ぶ、あの空間へ再び

 いまから4年前(2020年6月)に訪れた千葉県成田市の郊外、県道79号沿いにある「オートパーラーシオヤ」へ、久しぶりに訪れてみることにしました。その目的はあれから何か変化があったかどうかを確かめるためもありますが、バイクで近くを走った際に小腹が空いてしまい、ふとこの店のことを思い出したからです。

4年ぶりに再訪した「オートパーラーシオヤ」。佇まいは変わらず、稼働している「レトロ自販機」も健在でホッと一安心
4年ぶりに再訪した「オートパーラーシオヤ」。佇まいは変わらず、稼働している「レトロ自販機」も健在でホッと一安心

 さっそく店内をのぞくと、お目当の天ぷらそば、うどんの自販機や熱々のハンバーガーが買える自販機は健在でした。

 しかし、そば・うどんの方は、現在は「夜間の販売は停止とさせていただきます」の張り紙が新たに貼られていました。この調理自販機は管理者の手入れによるものですから、店舗側の事情もあるのだろうと察しました。

 また、料金も300円から350円に値上がりしていましたが、それでも十分過ぎるくらい安く感じます。

 富士電機が製造したこの自販機は、それを模したプラモデルがハセガワから発売されるほど、一定層のファンがいます。

 前回訪れたときは天ぷらそばを食べたので、今回は天ぷらうどんにしました。コインを投入するとニキシー管の数字がカウントダウンをはじめ、時間になると取り出し口から取り出せるようになります。箸や薬味はその隣の取り出し口の中にあります。

 つゆは薄めで食べやすく、もちろん湯気もたって温かいです。懐かしい味を堪能していたら地元の方がやって来ました。SNSなどを見て近所にこの店があることを知り、たまにおやつがわりに食べにくるそうです。他の店の情報などを話しあったりと、こういう出会いも楽しいものです。

店内には富士電機製のそば・うどん調理自販機や、カップヌードル、ハンバーガー、飲料などの自販機が並んでいる
店内には富士電機製のそば・うどん調理自販機や、カップヌードル、ハンバーガー、飲料などの自販機が並んでいる

 さて、せっかく来たのだから、またハンバーガーも食べてみたくなりました。前回はスタンダードなハンバーガーだったので、今回はチーズバーガー(300円)です。

 コインを投入すると約1分間加熱され、出来上がりはランプで知らせてくれます。取り出してみると熱々! 少し冷ましてからいただきます。

 チーズがハンバーグの上でとろけ、ピザソース的なケチャップがバンズとよく合います。肉はちょっと淡白というか不思議な感じで、原材料を見ると鳥肉、牛肉、豚肉のミックスでした。あっさりした味でしつこくないので、たまに食べたくなる気分もわかります。

 ほかにも米やコーヒー、お菓子の自販機もありましたが、これらは前回訪れた時と変わらず故障中で稼働していませんでした。

 たまにはツーリング途中でレトロ自販機に立ち寄り、小腹を満たすのも面白いものです。