サウジ、米のイラン産原油全面禁輸に慎重な対応−関係者

サウジ、米のイラン産原油全面禁輸に慎重な対応−関係者

(ブルームバーグ): サウジアラビアは米国の対イラン制裁の強化を受けて原油生産を引き上げる準備があるものの、特に大きな措置は予定していない。生産を大幅に増やす前に、イランからの出荷が実際に減少したことを確認することを望んでいると、サウジの政策協議に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  サウジの慎重姿勢は経験に基づく。トランプ大統領が昨年、イラン産原油の輸出をゼロにする計画を発表した際、サウジはこれを文字通り受け止め、生産を過去最高の日量1100万バレル超に引き上げて米政権からの圧力に対応した。だがトランプ大統領は土壇場で前言を撤回、8カ国・地域にイラン産原油の輸入継続を認め、一時的に適用除外とすると発表。これを受けて原油価格は急落した。

  サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は今回、注意深く言葉を選んだ22日の声明で同国の様子見姿勢を示唆。「向こう数週間、サウジは原油市場の均衡・安定化を目指し、他の産油国や主要石油消費国と緊密に連携していく」と述べた。

  協議について報告を受けた関係者1人によると、石油担当の当局者は過去2週間にワシントンを訪れて米外交当局者と直接協議し、米国の発表後にサウジが出した不明瞭な声明であらかじめ合意していた。

  米国務省のイラン担当特別代表、ブライアン・フック氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「サウジとアラブ首長国連邦、米国は供給減少分を埋め合わせるために協力している」と発言した。

  サウジはただ、石油輸出国機構(OPEC)からの割当量である日量1031万1000バレルを超える生産増は計画していない。先の関係者が非公開の情報だとして匿名を条件に語った。

©2019 Bloomberg L.P.


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