6月25日の海外株式・債券・為替・商品市場

(ブルームバーグ): 欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、ブラード総裁が0.5ポイント利下げを否定

  25日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。セントルイス連銀のブラード総裁がインタビューで、米利下げの実施には「良い時期」だが、50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げをする状況にはないと述べた後、ドルは上向いた。

ニューヨーク時間午後4時54分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇。上昇するのは今月17日以来初めて指数は早い時間に小幅安となっていたが、先週のFOMC会合で0.25ポイントの利下げを主張し、金利据え置きに反対していたブラード総裁のインタビュー発言を受け、上昇に転じた保険の意味で利下げを実施するには「良い時期」。50bp引き下げるのは「行き過ぎ」−ブラード総裁当局は今後の情報が示唆するものを注視し、適切に行動するとパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長があらためて述べた後、ドルは一段高となったドルは幅広い通貨に対し上昇ドルは対円で0.1%安の1ドル=107円16銭パウエル議長の発言後には107円40銭台に上昇ポンドはドルに対し0.4%安の1ポンド=1.2691ドルと、6営業日ぶりの下落ジョンソン前英外相は、自らが次期首相に就任した場合、英国は「合意の有無に関係なく」必ず10月31日に欧州連合(EU)を離脱する、また2度目の国民投票は実施しないとツイートユーロはドルに対して0.3%安の1ユーロ=1.1370ドル早い時間には1.1412ドルで3カ月ぶり高値を更新する場面もあった

欧州時間の取引

  ドイツ国債利回りが過去最低を更新する中、ユーロが対ドルで3カ月ぶり高値を離れ、小幅安となった。地政学的な緊張を背景に、円はアジア時間からの上昇を維持した。原題:USD Firms as Fed’s Bullard Pushes Back on 50bps Cut: Inside G-10(抜粋)Euro Orbits $1.14, Yen Rises on Geopolitical Woes: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株下落、パウエル議長発言や貿易摩擦で

  25日の米株式相場は下落。下げは過去3週間余りで最大となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が米経済への下振れリスクは強まったと警告したほか、トランプ米政権の当局者は20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)で貿易合意が成立する可能性は低いと示唆した。米国債は上昇。

  S&P500種株価指数は5月9日以降で最長の3営業日続落。パウエル議長は幾分か低めの金利に関する論拠をあらためて述べたものの、利下げが差し迫っていると示唆するには至らなかった。市場では7月会合での50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げが意識されつつある。セントルイス連銀のブラード総裁は50bpの利下げは正当化されないようだと語った。

  テクノロジー株の下げがきつく、ナスダック100指数は1.7%値下がり。トランプ政権の高官はブルームバーグに対し、米中交渉再開の一環として米国が関税に関するさらなる条件を受け入れることはないとしたほか、米中首脳会談で詳細な貿易合意は見込まれていないと話した。

  S&P500種は1%安の2917.38。ダウ工業株30種平均は179.32ドル(0.7%)下げて26548.22ドル。ナスダック総合指数は1.5%下げた。ニューヨーク時間午後4時38分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.99%。2年債利回りはほぼ変わらずの1.73%。

  チャールズ・シュワブ・インベストメント・マネジメントのオマー・アギュラー最高投資責任者(CIO)は「G20に関連した短期的なニュースや米中交渉関連のニュースがあり、それが短期的に市場を不安にしている材料の一つだ。もう一つはイランとの地政学的な緊張に関連したものだ」と指摘。「より大きなテーマが市場をなお動かしている。それは利下げが近づきつつあることと、市場が7月の利下げを引き続きかなり期待しているということだ」と述べた。

  NY原油先物相場は小幅反落。米国とイランの応酬は継続しているものの、上昇は続かなかった。エスパー米国防長官代行が米国はイランとの戦争を望んでいないとの考えを示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は7セント(0.1%)安の1バレル=57.83ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は19セント(0.3%)高の65.05ドル。

  ニューヨーク金先物相場はほぼ変わらず。米国による対イラン追加制裁を受けて国際市場で不透明感が高まり、逃避先資産としての金の妙味が高まった。今週末のG20首脳会議に際し、米中首脳の貿易協議が予定されることも投資家の関心を集めている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限はほぼ変わらずの1オンス=1418.70ドルで終了。一時は1.7%値上がりする場面もあった。原題:U.S. Stocks Slide Amid Fed Talk, Trade Tensions: Markets Wrap(抜粋)Oil Closes Below $58 as Esper Seeks to Cool U.S.-Iran TensionGold Jumps to Highest in Six Years as Rising Risks Boost Havens

◎欧州債:ドイツ債が過去最低を更新、イタリア債変わらず

  25日の欧州債市場でドイツ10年債利回りが過去最低を更新した。フランスやフィンランド、オーストリア、ベルギー、アイルランド、ポルトガルの国債利回りも低下した。イタリア債は変わらず。この日の欧州株は下落した。

ドイツ債利回りはマイナス0.335%と過去最低を更新。10年債のパフォーマンスは準中核国が中核国を上回ったイタリア債はほぼ変わらず。EUは来週、イタリアの財政について協議すると発表ドイツ10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.33%、フランス10年債利回りは3bp下げてマイナス0.01%、イタリア10年債利回りは2.15%で変わらずユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)

©2019 Bloomberg L.P.


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