米利下げ幅を巡る議論が再び活発に−18日のNY連銀総裁発言受け

(ブルームバーグ): ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の18日の発言に金融市場が大きく反応したことを受け、市場では7月に見込まれる利下げの幅を巡る議論が再び活発になっている。

  18日遅くに米短期金利は急低下。先物の動きからは、今月30−31日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げ幅は0.5ポイントの可能性の方が0.25ポイントよりも高いことが示唆された。ウィリアムズ総裁は18日の講演で、景気悪化の兆候が顕在化した時点で迅速に行動すべきだと発言した。

  総裁の発言を受けて米国債は上昇し、2年債利回りは一時1.75%に低下。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長からも同様の発言が聞かれた。ただ、ニューヨーク連銀がウィリアムズ総裁の発言の趣旨を明確にする説明を行ったことで、アジア時間19日早朝には米国債の動きは急反転した。2年債利回りはニューヨーク時間19日朝に一時5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、1.81%を付けた。

  ユーライゾンSLJキャピタルのスティーブン・ジェン最高経営責任者(CEO)は「発言を7月会合での決定に関する示唆だと市場が極めて強く捉えたことに、総裁自身は驚いた可能性が高い」と指摘した。

  フェデラルファンド(FF)金利先物は現在、市場が0.35ポイントの利下げを織り込んでいることを示唆している。この織り込み幅は、ウィリアムズ総裁の講演前をほんの0.1ポイント上回るのみで、0.5ポイントよりも0.25ポイントの方に近いが、どちらの幅も可能性として残されていることは明らかだ。

  ジェン氏によれば、ウィリアムズ総裁の発言について明確に説明する必要があるとニューヨーク連銀が考えたという事実は、総裁の考えが金融当局内の主要な見解ではないことを示唆している。

  ジェン氏は「0.25ポイント利下げし、その後は様子見するというのが恐らく金融当局内での主要な見解だろう」とし、「0.5ポイントの利下げはない。米経済の状況を踏まえれば、そこまでの利下げは必要ない」と加えた。

©2019 Bloomberg L.P.


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