ウォルマート、電子たばこ販売を中止−関連した死亡報告が相次ぐ

(ブルームバーグ): ウォルマートは米国内店舗での電子たばこの販売を中止する。米国では電子たばこに関連した死亡事例の報告が相次いでいる。

  同社は「連邦政府、州政府、地方自治体の電子たばこに関する規制が複雑で不確実性があるため、ニコチンを吸入する電子機器の販売をウォルマートおよびサムズクラブの米国全店舗で中止する」と発表。「現在の在庫がなくなった時点で、販売終了になる」としている。

  米疾病対策予防センター(CDC)は19日、電子たばこに関連する原因不明の肺疾患を発症した事例が530件に上り、発症により死亡した事例は7件あったことを明らかにした。原因はまだ特定されておらず、一つの製品または成分が全ての症例に関係しているわけではなさそうだという。こうした事例は全米38州で確認されている。

  ウォルマートのダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は会社の利益よりも社会問題を優先する姿勢を示しており、議会に連邦最低賃金の引き上げを働きかけたり、殺傷能力の高い銃器用の弾丸販売取りやめを確約したりなどしている。今年すでに、電子たばこを含む全てのたばこ製品の21歳未満への販売を中止していた。

  ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者であり過半数の株式を保有するマイケル・ブルームバーグ氏は、フレーバー付の電子たばこやたばこ製品の禁止を支援するキャンペーンを行い資金を投じている。

©2019 Bloomberg L.P.


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