債券は大幅下落、日銀オペ減額やあすの10年入札に向けた売り圧力

債券は大幅下落、日銀オペ減額やあすの10年入札に向けた売り圧力

(ブルームバーグ): 債券相場は大幅下落。日本銀行が超長期ゾーンの国債買い入れオペを減額して利回り曲線のスティープ(傾斜)化を促す姿勢を示したことに加えて、リスク選好の売りや10年債入札を翌日に控えた売り圧力が相場を押し下げた。

市場参加者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

米中協議のポジティブな内容を受けて米金利が上昇した影響が大きい。米国のファンダメンタルズも悪くないとの見方になっている。10年や先物を中心に売られた10−25年オペの減額で同オペに入りやすい残存15年ゾーンの売りが10年にも波及している特にあす10年債入札で、新発356回債の需給も良くない。これほど日銀の保有割合が低い状態で入札を迎えるのも久しぶりで警戒感がある

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

午後に入ってからの債券相場の下落幅拡大は超長期オペ減額が効いている株価が上がっており、リスクオンの流れもある。貿易問題を巡る米中の歩み寄りもあって米長期金利が上がっており、明日の10年債入札を前にヘッジ売りが出ている日銀の黒田東彦総裁が講演で超長期金利の過度な低下に言及したことも嫌気されている

日銀オペ

対象は残存1年超5年以下、10年超買い入れ通知額は10−25年が1000億円と前回オペから200億円減額。1−3年、3ー5年、25年超は前回から据え置き応札倍率は10−25年が4.13倍と1年ぶり高水準、25年超も上昇と需給緩和を示唆SMBC日興証の竹山氏10ー25年の減額はフラット化していたのもあるが、水準重視なら減額はないとみていた他市場の流れを受けてオペ減額が効きやすいタイミングだった。カーブ形状の問題なのか水準の問題なのかはっきりしない備考:日銀の国債買い入れオペ結果一覧

背景

米中、第1段階の貿易合意に向け進展示唆−習主席訪米にも前向き4日の米国債市場で米10年債利回りは7bp高い1.78%程度。この日の時間外取引では一時1.8%台乗せ国内株式相場は大幅高となり、日経平均株価は400円超の上昇。東京外国為替市場では1ドル=108円台後半とドル高・円安で推移

新発国債利回り(午後3時時点)

©2019 Bloomberg L.P.


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