11月11日の海外株式・債券・為替・商品市場−米国債は休場

11月11日の海外株式・債券・為替・商品市場−米国債は休場

(ブルームバーグ): 欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド上昇、英選挙巡る不安が和らぐ−円も高い

  11日のニューヨーク外国為替市場では、ポンドが上昇。主要10通貨の大半に対して値上がりした。ジョンソン英首相が総選挙で勝利する可能性が強まったとの楽観が背景。英国がリセッション(景気後退)入りを回避したことも経済指標で示された。一方、ドルは下落。貿易を巡る懸念が続いた。

ポンドは3週間ぶりの大幅高。英ブレグジット党のファラージュ党首は、来月12日の総選挙で与党・保守党とは争わない方針を表明した。ジョンソン氏が総選挙後も首相にとどまる確率は圧倒的に高いとみられている備考:ジョンソン首相にとって最大の頭痛の種は、主要区でブレグジット党との間でユーロ懐疑派の票の奪い合いになり、親欧州連合(EU)の自由民主党が議席を伸ばすというシナリオだったニューヨーク時間午後4時28分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%下げ、6営業日ぶりのマイナスパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は13、14両日に議会で証言する円とスイス・フランは上げ幅を縮小したものの、上昇率は上位。米中貿易協議を巡る懸念や香港での混乱が背景。6月に始まった香港の抗議活動では、警察との衝突が著しく激しさを増し暴力性がエスカレートした主要10通貨ではニュージーランド・ドルの上げが目立った。一方、オーストラリア・ドルは下落率トップ英国の7−9月(第3四半期)国内総生産(GDP)は前期比0.3%増。成長率は市場予想を下回ったものの、2四半期連続のマイナス成長を回避したポンドは対ドルで0.6%高の1ポンド=1.2852ドルドルは対ユーロで0.1%安の1ユーロ=1.1032ドル。対円では0.2%下げて1ドル=109円05銭

◎米国株・国債・商品:S&P500下落、米中合意を不安視―国債は休場

  11日の米株式市場ではS&P500種株価指数が下落。貿易合意の第1段階をまとめる米中の作業は順調に進んでいないとの懸念が広がった。

  S&P500種は4営業日ぶりに下落。商いは100日平均を20%近く下回った。週末のトランプ大統領発言で関税に関する懸念が広がり、この日は朝方から軟調な展開となった。先週は貿易協議を巡る楽観から、最高値を更新していた。

  個別銘柄では、投資判断の引き下げを受けてクアルコムが安い。一方でウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは大幅高。同社を非公開化する取引について、KKRが正式なアプローチを行ったとのブルームバーグ・ニュースの報道が手掛かりとなった。ボーイングも高い。737MAXの納入を来月再開する可能性があるとの発表が好感された。ダウ工業株30種平均が朝方の下げを埋めたのは、ボーイングによる押し上げも背景にある。

  S&P500種は前営業日比0.2%安の3087.01.ダウ平均は10.25ドル(0.1%未満)上げて27691.49ドル。ナスダック総合指数は0.1%下げた。この日はベテランズ・デーの祝日で、米国債市場は休場だった。

  BNYメロン傘下ロックウッド・アドバイザーズの最高投資責任者、マット・フォレスター氏は「市場は貿易協議に関する具体的な情報を待ちつつ、神経質になっている」と分析。「最終的な貿易合意の中身や時期についてさらに具体的な情報が必要だが、それまでの間は断片的な情報で判断せざるを得ない」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日ぶりに下落。米中の貿易合意が遠のきつつあるとの見方から、株式相場が下げた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は38セント(0.7%)安の1バレル=56.86ドル。前週末の8日には終値ベースで6週ぶり高値となっていた。ロンドンICEの北海ブレント1月限は33セント下落し62.18ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3営業日続落。このところは世界経済を巡って明るい見方が強まり、安全資産としての金の需要が後退している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%安い1オンス=1457.10ドル。 

Oil Drops From a Six-Week High on Slippery Trade-War Signals

Top Gold ETF Sees Biggest Outflow in 3 Years in Risk-On Mood (1)

◎欧州債:イタリア債主導で周辺国債が下落、英国債も下げる

  11日の欧州債市場ではイタリア債が下落、ユーロ圏の他国債のパフォーマンスを下回った。米国のベテランズデーの祝日に伴い米国債の現物取引が休場で、商いは薄かった。

イタリア債のイールドカーブは先物主導でベアスティープ化。イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して150bpだったドイツ債もベアスティープ化。中核国債のパフォーマンスが準中核国債を上回った英国債は先物主導で下落。ブレグジット党はEU離脱を巡る2度目の国民投票を阻止する狙いで、317選挙区で与党・保守党の対立候補を擁立しない方針を表明した。ドイツ10年債利回りは1bp上げてマイナス0.25%、フランス10年債利回りは3bp上げて0.05%、イタリア10年債利回りは6bp上昇の1.25%ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)

©2019 Bloomberg L.P.


関連記事

Bloombergの他の記事もみる

あわせて読む

主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

経済 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

経済 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

記事検索

トップへ戻る