ソフトバンクG、米国でAI清掃ロボット「Whiz」の提供開始

ソフトバンクG、米国でAI清掃ロボット「Whiz」の提供開始

(ブルームバーグ): ソフトバンクグループは自動運転や遠く離れた惑星での宇宙飛行士の着陸を支援するレーザー技術に多額の資金を投じてきた。その技術がスマートな掃除ロボットに活用されている。

  ソフトバンクロボティクスのエンジニアが長年かけて開発した人工知能(AI)清掃ロボットの「Whiz(ウィズ)」は、レーザー技術を使った次世代センサー「LiDAR(ライダー)」を応用、床清掃のためリアルタイムで距離や位置を正確に検知できる。同社は19日、米国で企業向けに月499ドル(約5万4000円)で提供を開始した。

  価格設定の高さから、企業のオフィスが主な対象市場。1回の充電で約3時間連続稼働し、最大1万5000平方フィート(約1400平方メートル)の清掃が可能という。ソフトバンクロボティクス米国の事業戦略責任者を務めるカス・ドーソン氏は「清掃業界からは多くの反響がある」と手応えを示す。

  ソフトバンクGはこれまでもロボットを世に送り出してきた。最終的な目標は人間を単純な作業から解放し、より複雑な仕事に集中できるようにすることだとドーソン氏は説明した。

  ただ、ロボットが最終的に作業を代替できるよう訓練するのも人間だ。Whizは稼働前に清掃ルートを教え込む必要がある。その後は家具の移動などフロアの変化を学習していくことが可能だ。

  WhizにはソフトバンクGの幅広い投資先が奏功。搭載されている基本ソフト(OS)は、同社のビジョンファンドが投資する米ブレイン・コーポレーションが開発を手掛けている。

©2019 Bloomberg L.P.


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