(ブルームバーグ): 10月の米貿易収支統計では対中貿易がさらに縮小した。米中の通商交渉が長期化する中、中国からの財の輸入は3年ぶりの低水準となった。

  輸出と輸入の両方が減少し、第4四半期の国内総生産(GDP)に影響する可能性を示唆した。純輸出が過去2四半期に成長を圧迫したものの、持続的な輸入減はそのトレンドを反転させるのに寄与する可能性がある。

  貿易政策が揺れ動いていることやそれを巡る不透明感により、今年に入ってから対中貿易は縮小している。1−10月期の中国からの財の輸入は14.4%減、対中輸出は13.6%減少。この結果、年初来の財の対中貿易赤字は季節調整済みで2942億ドルと、前年同期比で縮小した。

  大豆の輸出は42%減となり、トラックと航空機エンジンの輸出も減った。一方、消費財や自動車・同部品、原油の輸入は減少した。

  インフレ調整後の石油輸出は過去最高の239億ドルに増加し、石油の実質貿易赤字は41億ドルに縮小。名目ベースでは、石油貿易収支は7億8000万ドルの黒字となった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

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