(ブルームバーグ): 武田薬品工業は29日、米バイオテクノロジー会社モデルナが開発中の新型コロナウイルスのワクチン候補「mRNA−1273」の日本国内向け供給で、同社と厚生労働省と合意したと発表した。

  発表によると武田薬は日本国内での製造販売承認取得後に同ワクチン5000万回接種分を2021年前半から日本国内で供給することを予定している。

  モデルナは22日、同ワクチンの第3相試験に3万人の被験者登録を完了したことを発表。既に2万5000人余りが2回目の投与を受けているという。同社はこれまで、ワクチンの有効性に関する初期の分析結果を11月遅くまでに得られる可能性があると説明している。

  一方、武田薬は同日、今期(2021年3月期)の営業利益見通しを前期比約4.3倍となる4340億円に従来の3950億円から上方修正すると発表した。従来予想に織り込んでいなかった複数の公表済みの事業などの売却案件で譲渡益の計上を今年度に見込んだことなどを理由に挙げた。武田コンシューマーヘルスケアの株式譲渡はこれに含まないという。純利益についても従来予想を上方修正している。

(きょう発表された決算の内容を追加して更新します)

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