(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)は、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を12月に拡大することを強く示唆した。域内各国政府が新型コロナウイルス感染抑制のため厳しい制限措置の再導入を余儀なくされる中で、域内経済の安定化を図る。

  今回の会合ではPEPPの規模を1兆3500億ユーロ(約165兆円)に据え置き、少なくとも2021年6月まで継続するとあらためて表明した。パンデミックの「危機的時期」が過ぎるまで続けることも確認した。中銀預金金利はマイナス0.5%で据え置いた。

  政策声明では、12月には最新の経済予測が公表され、追加措置の舞台が整うと説明した。

  エコノミストは決定前に、この日の政策維持と12月のPEPP5000億ユーロ拡大を予想していた。

  過去24時間の間にドイツとフランスが新たなロックダウン措置を発表し、先行きの暗さが浮き彫りになった。ユーロ圏経済は夏季の回復が頓挫し、二番底に陥る可能性がある。

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