(ブルームバーグ): 先週の米新規失業保険申請件数は、7月以来となる2週連続の増加。市場予想では減少が見込まれていた。新型コロナウイルス感染の急拡大と新たな制限措置を受けて、レイオフが再び広がりつつあることが示唆された。

  失業保険の継続受給者数(11月14日終了週)は前週比29万9000人減少し、607万人。市場予想の中央値は600万人だった。ただ、州の通常の給付期間が終了し、延長給付プログラムに移行する人は引き続き増えている。

  シティグループのグローバルチーフエコノミスト、キャサリン・マン氏は「労働市場の継続的な弱さは、経済全体を落ち込ませる要因だ」とブルームバーグテレビジョンで指摘した。

  州別に見ると、先週の新規失業保険申請件数はイリノイで大幅に増えた。同州シカゴでは、可能な限り外出を控えるようにとの勧告が出された。ミシガンやワシントン、ニューメキシコ、カリフォルニア、ミネソタでも申請の増加が目立った。

  連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの継続受給者数は、約46万6000人増加し915万人。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなど、各州が設けている通常の失業保険では対象外となる労働者に適用される。

  長期失業者向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC)を受けている人は、451万人となった。

統計表

(統計の詳細やエコノミストの見方を追加して更新します)

©2020 Bloomberg L.P.