(ブルームバーグ): 25日の欧州株は下落。前日終値を挟んで上下にもみ合った。ディフェンシブ銘柄や成長セクターの銘柄が売られた。

  ストックス欧州600指数は0.4%安。一時は0.5%高となった場面もあった。エネルギーや銀行、保険株は0.6%以上の値上がり。一方で化学やヘルスケア関連銘柄は下落した。

  ブルックス・マクドナルド・アセット・マネジメントのエドワード・パーク最高投資責任者(CIO)は「今年に入りこれまでのところ、相場のけん引役で成長銘柄とシクリカル銘柄の綱引きが続いている」と述べ、「2021年の初めにはシクリカル株が注目されていた。その流行が終わったと思ったら再び戻ってきた。シクリカル銘柄の運命は新型コロナウイルスワクチンの接種状況に容赦なく左右されている」と続けた。

  欧州債はユーロ圏国債、英国債が3日続落した。欧州中央銀行(ECB)チーフエコノミストのレーン理事による口先介入にもかかわらず売りが続いた。短期金融市場では利下げ見通しが大幅に後退している。

  ドイツ10年債利回りは11月9日以来の大幅な伸びとなり、昨年3月以来の高水準をつけた。

  イタリア10年債も急伸し、10月2日以来の高い水準となった。同国5年債入札では投資家の需要を示す応札倍率が昨年6月以来の低水準だった。

  フランス10年債利回りは昨年6月12日以来となるプラス圏に達した。

  英国債の利回り曲線はベアフラット化。短期金融市場ではイングランド銀(英中銀)の利下げはもはや織り込まれておらず、引き締めが視野に入っている。2年債利回りは昨年3月13日以来で最大の上昇となった。

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