(ブルームバーグ):

オンラインゲーム大手のネクソンは、2020年にバンダイナムコホールディングス、コナミホールディングスなど日米の企業に対し総額で8億7400万ドル(924億円)を投資した。

  ネクソンが29日に発表した資料によると、投資先はバンダイナムコとコナミのほか、米玩具メーカーのハズブロ、セガサミーホールディングスなど。「友好的な長期投資」で、含み益は295億円となっている。

  超低金利の環境が長期化する中、現金を有効活用する日本企業が増えている。ネクソンでは昨年、優れたグローバル・エンターテインメント資産を創出する上場企業に対し、15億ドルを上限とした投資計画を取締役会で承認した。純投資で、買収やアクティビズムの意図はないという。

  ネクソンのオーウェン・マホニー社長は、日米企業への投資は「グローバルIP(知的財産)を創出し、何年、何十年にわたって成長させることができる企業の経営陣に対するわれわれの敬意を反映している」と説明。さらに、「低金利環境下における現金の有効活用であり、現在までの結果には大変満足している」と述べた。

  ネクソンは1994年の創業で、11年に東京証券取引所に上場した。オンラインゲームの制作や開発、配信を手掛け、代表作に「メイプルストーリー」や「アラド戦記」がある。

(4段落にネクソン社長のコメントを追記し、更新します)

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