(ブルームバーグ):

バイデン米大統領の増税案は、企業利益への打撃となり来年の増益率を押し下げると、ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストらが警告した。過去最高値を付けた米国株相場への逆風になると強調した。

  バイデン大統領は法人税率を28%に引き上げるほか、世界の企業利益に対し21%の最低税率導入を提案している。税制改革案には議会での反対が見込まれ、来年の発効予定までに修正される可能性もある。

  デービッド・コスティン氏らゴールドマンのストラテジストはリポートで、税制改革が全く成立しないという可能性の低いシナリオではS&P500種株価指数構成企業の2022年1株当たり利益は12%増加し203ドルになると推計。バイデン大統領の案が完全に採用された場合の増益率は5%にとどまり190ドルになると試算した。

  ストラテジストらは、「法案を巡り激しい攻防があるだろう」とし、増税は実施されるが修正されるとの想定の下で1株当たり利益が9%増となるとの見積もりを示した。

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