(ブルームバーグ): 米半導体メーカー、エヌビディアは12日、同社初となるサーバーマイクロプロセッサーの投入を明らかにした。米インテルにとって最も収益性の高い市場にさらに食い込み、同社を猛追する。このニュースを受け、米株式市場でインテルの株価が下落、一時5.2%下げた。一方、エヌビディア株は急伸した。

  エヌビディアはまた、2−4月(第1四半期)売上高が2月に示した53億ドル(約5800億円)の見通しを上回ることも明らかにした。これを受け、株価はさらに一段高となり一時6.6%高まで買われた。終値は5.6%高の608.36ドル。

  グラフィックス用半導体を手掛けるエヌビディアは、英半導体設計会社アームの技術を基に中央演算処理装置(CPU)を設計した。エヌビディアはソフトバンクグループからアームを買収することで合意している。

  エヌビディアは主催したオンラインイベントで、スイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)と米エネルギー省のロスアラモス国立研究所がこのCPUの最初のユーザーになると発表した。

  CPUの開発コード名は「グレース」。エヌビディアのグラフィック処理装置(GPU)と緊密に連携し処理性能を向上。同チップ搭載システムは、エヌビディア製GPUとインテル製CPUを組み合わせて使う現システムの10倍の処理速度になる。市場への投入は2023年初めを見込んでいるという。

  ローゼンブラット・セキュリティーズのアナリスト、ハンス・モーゼスマン氏はリポートで「プラットフォームの技術革新のレベルは度肝を抜かれるほどであり、ライバルの半導体メーカーが対抗するには今後何年もかかる課題となろう」と指摘した。

  

Nvidia Sees 1Q Total Rev. Tracking Above $5.30B, Est. $5.32B

Nvidia Jumps as Analysts Praise Server Plan: Street Wrap(抜粋)

(エヌビディアの業績見通しやアナリストのコメントなどを追加して更新します)

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