(ブルームバーグ): ロシアはウクライナとの国境付近に配備した数千人規模の兵士を23日から撤退させることを明らかにした。ここ数週間に高まっていた西側諸国との緊張が緩和される一歩になる可能性がある。

  ショイグ国防相は22日、軍事演習の視察で訪問したクリミアで、5月1日までに部隊は基地に帰還すると述べた。

  国防相は演習終了を発表し、指揮官らに「一連の抜き打ち点検の目標は完全に達成された。部隊は確実な国防能力を示した」と述べた。国防省の発表によれば、同相は「この地域における北大西洋条約機構(NATO)の軍事行動は著しく高まった」と指摘した。

  西側諸国の当局者によれば、ロシアは最大10万人の兵士や戦車、戦闘機などをウクライナとの国境付近に配備し、緊張が高まっていた。米国と欧州の同盟国はロシアに対して部隊を撤退させるよう強く求めていたが、ロシア側は自国の領域内で必要に応じて軍を配備するのは問題ないと主張していた。

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