(ブルームバーグ): 米テスラの「モデルS」が先月、米テキサス州で木に衝突し、乗っていた2人が死亡した事故で、車の所有者が事故直前に自宅を出た際に運転していたことが分かった。

  米運輸安全委員会(NTSB)が10日公表した暫定報告によれば、車の所有者が運転席に乗った後、車が走り去り加速する様子を住宅の監視カメラが捉えていた。

  ヒューストン周辺地区の警察は当初、誰も運転していなかったと思われるとしていた。事故後に運転者は後部座席、もう1人は助手席で発見された。

  運転者がその後も運転を続けていたかどうかNTSBは明確に説明していないが、少なくともその可能性を暫定報告は示唆しており、運転支援機能「オートパイロット」が衝突前に有効になっていなかったとのテスラ側の主張を補強する形となった。

  テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と車両エンジニアリング担当バイスプレジデント、ラーズ・モラビー氏に電子メールで取材を試みたが、返答はない。

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