(ブルームバーグ): 11日の米株式市場ではアマゾン・ドット・コムなどテクノロジー株が反発し、インフレ懸念で売り優勢で始まっていたナスダック100指数は一時的に前日比プラス圏に浮上した。

  米国債利回りの上昇で何週間も下げ基調が続いていた高バリュエーションのソフトウエア関連株は値上がりが目立った。スプランクとアトラシアン、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズはナスダック100指数の値上がり率上位に並んだ。同指数は朝方に前日比2%安まで下げたが持ち直し、0.1%安で取引を終えた。

  アマゾンが大型株の上昇を主導。5大ハイテク株で今月のパフォーマンスが最低だったアマゾンは11日、1.1%高の3223.91ドルで終了。フェイスブックは一時2.1%下落した後、0.2%高に持ち直した。

  インフレや金利上昇への懸念が強まったことで、高バリュエーション銘柄は特に痛手を受けていた。ナスダック100指数は約1カ月前に付けた最高値から4.9%下落。その間にテスラやドキュサインは15%強値下がりした。両銘柄は株価売上高比率が15倍超で、ナスダック100指数の平均5倍を大幅に上回っている。

  ただ、ウォール街の一部アナリストは、総じて好調な決算を発表しているテクノロジー企業の株安をポジション追加の機会に利用するよう推奨しており、11日のハイテク株反発は投資家がこうしたアドバイスに耳を傾けていることを示唆している。

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